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"北韓-米国, 9・19共同声明履行に同意"

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/392657.html

原文入力:2009-12-11午前12:43:34
ボズワース, カン・ソクチュ,キム・ケグァンに会い 戻る… "北6者会談復帰はもう少し今後を見る必要"

イ・ジェフン記者,イ・ヨンイン記者

政府当局者 "追加接触 可能性"

スチーブン・ボズワース米国対北韓政策特別代表は8~10日北韓でカン・ソクチュ外務省第一副長官,キム・ケグァン外務省副相などと会い、"9・19共同声明履行および6者(会談)プロセス再開の必要性について共通の理解に到達した" と明らかにした。

ボズワース特別代表は10日ソウル,世宗路の政府中央庁舎別館で内外信記者会見を行い「北韓は6者会談プロセスの重要性に同意し、9・19共同声明の履行を継続しなければならないという点にも同意した」としてこのように話した。

彼は「北韓がいつ,どんな方式で6者会談に復帰するかはもう少し今後を見なければならない」としつつ「この問題は6者当事国間で追加議論が必要な部分」と話した。引き続き「重要なことは今回の出会いが交渉でなく探索的な対話だったという点」と付け加えた。北側の6者会談への即刻復帰に対する確答は受けられなかったが、‘6者会談を通じた9・19共同声明完全履行’が必要だということに共感したという点で意味があるという話だ。

ボズワース特別代表は「北側に9・19共同声明のすべての要素の完全履行について確認し、(米国側の完全履行)意志を確認してくれた」とし「すべての要素とは非核化だけでなく平和体制,6者当事国間の関係正常化,経済支援などを全て含む」と明らかにした。北韓の6者会談復帰および9・19共同声明履行意志確認だけでなく、北側が提起した平和協定問題などに対しても幅広く議論したという意味であり注目される。

ボズワース特別代表はカン・ソクチュ第一副長官と「十分な時間をかけて実務的(businesslike)雰囲気で柔軟な協議をした」と話したと政府高位当局者が伝えた。外交用語で‘実務的’とは協議内容と雰囲気が肯定的であったという意だ。

ボズワース特別代表は 「6者会談当事国は韓半島で停戦協定を平和協定にいつか代えなければならないということを認識している」とし「ひとまず6者会談が再開されれば、再び非核化に対する議論の推進力ができれば私たち皆が韓半島平和体制を議論する準備ができるだろう」と話した。

ボズワース特別代表は今回の北韓訪問期間に「金正日(北韓国防)委員長との出会いを要請したことはなく、実際会うこともなかった」と明らかにした。バラク・オバマ米大統領の親書を持って行ったかに対しては「私自身がメッセージ」と話した。彼は‘追加の北韓-米国会談関連議論があったか’という質問には「なかった」と答えた。政府高位当局者は「米-朝間ニューヨークチャンネルを通じた追加接触がありえる」と話した。
ボズワース特別代表は11日、中国,北京,12日日本,東京,13日ロシア,モスクワを順に訪問し、今回の北韓訪問結果の説明を兼ねた協議を行い15日にワシントンに帰る予定だ。

イ・ジェフン,イ・ヨンイン記者nomad@hani.co.kr

※9・19共同声明=2005年9月19日4次6者会談2段階会議で採択した合意書で‘韓半島脱冷戦のビジョンを盛り込んだ青写真’と呼ばれる。韓半島非核化はもちろん、北韓-米国および北韓-日本の関係正常化,対北韓経済協力,韓半島平和体制と東北アジア安保協力の増進交渉,対北韓軽水炉提供議論などが核心内容だ。

原文: 訳J.S