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[その瞬間]止まない砲声 遠い平和の道

原文入力:2009-12-07午後10:37:51
ロイター・AP選定 2000~2009 地球村

①逮捕されるイラク人
2005年10月イラク,バクバ地域で、あるイラク人男性が自分の車に爆弾を隠したという疑いをかけられ目隠しをされ米軍に逮捕されている。車窓のガラスに映った米軍兵士の笑っているような顔と、死を予感させる運命の前に置かれたイラク人の不安な表情が克明に交錯する。 バクバ/ロイター連合ニュース

<ロイター>と<AP>通信が2010年を20余日後に控え2000年から2009年まで‘10年間の写真’を選定し発表した。2000年代最初の10年を記録した写真の内、最も印象的な場面を数枚選んでみると全て戦争と関連した記録だ。限定された資源を巡り国家と宗教,文明が衝突し銃声が止むことを知らない地球村の風景そのままだ。戦場の一線に立った軍人,テロ犯,恐怖に震える子供の姿などが込められた歴史の記録は凄然なだけだ。

②小人と巨人,イスラエル タンクとパレスチナ少年
2000年10月パレスチナ,ガザ地区のカルニ国境検問所でパレスチナの13才の少年がイスラエル タンクに対抗し石を投げている。一ヶ月後、イスラエル軍の銃に撃たれ亡くなったこの少年の父親は「私たちの息子を死に追いやることはできないが、アラーの意志であれば私がこれを変えることはできない」と話した。ガザ/AP連合ニュース

③ヘリコプター,投票箱,そしてアフガンの子供たち
2004年10月、アフガニスタン大統領選挙を控え、首都カブールから北東に410km離れたクマイパヤンマノブの村でアフガンの少女たちが国連軍ヘリコプターで投票箱が空輸される場面を見守っている。この大統領選挙では米国がタリバン政権を追い出した後、前面に掲げたハミド・カルザイ候補が合法的に政権を取った。 クマイパヤンマノブ/AP連合ニュース

④国境通過検査台のハマス隊員
2007年6月、パレスチナ,ガザ地区とエジプトの関門であるラパ国境検問所で一人のハマス隊員が保安検査器に腹ばいになって警戒態勢をとっている。ハマスは先立って1月に行われたパレスチナ総選挙で圧勝した後、パレスチナの競争政派であるパタダンと内戦を行いガザ地区を掌握した。 ラパ/ロイター連合ニュース

⑤ジョージ・ブッシュと傷痍軍人
2007年7月、ジョージ・ブッシュ当時米国大統領(中)がイラク戦とアフガン戦に派兵され足を失った退役軍人らをホワイトハウスに招き慰労している。米国は12月7日現在、イラク戦で4367人,アフガン戦で943人が命を失った。

ワシントン/AP連合ニュース

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/391994.html 訳J.S