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政府-議会-民間 三角協力, 北韓刺激 自制 ‘水面下交渉’

原文入力:2009-08-04午後07:33:55
[クリントン前大統領北韓訪問]クリントン訪北まで

イ・ヨンイン記者

←ビル・クリントン前米国大統領が4日午前、北韓,平壌,順安飛行場に到着し花少女から花束を受けとっている。空港に迎えに出たリ・グン北韓外務省米国局長(後方左側から),キム・ケグァン外務省副相,ヤン・ヒョンソプ最高人民会議副委員長などの姿も見える。平壌/朝鮮新報連合

去る3月17日米国女性言論人2人が北韓に抑留されて以後、米国政府は公式チャンネルと民間チャンネルを総動員し北韓と釈放交渉を行った。

事件初期に2人の女性言論人が所属した<カレント テレビ>の設立者アール・ゴア,前副大統領と北韓訪問経験のあるビル・リチャードスン ニューメキシコ州知事などが特使候補として議論されたが成立しなかった。北韓の長距離ロケット発射と第2次核実験にともなう北韓-米国の葛藤で釈放交渉もこれに連動されるほかはなかったためだ。

北韓は6月8日2人の女性言論人を裁判に送り ‘朝鮮民族敵対罪’ と ‘不法国境出入罪’ を適用し12年の労働教化刑を宣告したと発表した。開店休業状態であった北韓-米国ニューヨークチャンネルで女性記者釈放交渉が始まったという話が7月初め頃から流れ出始めた。

同じ時期に米国政府はパク・ハンシク ジョージア大教授など平壌を訪問する民間人らを通じ ‘真正性’ を伝える作業を始めた。ヒラリー・クリントン国務長官も二人の女性言論人の赦免を北韓に要請した。北韓法体系と女性言論人の不法行為を認めるという意味が含まれた発言だった。また米国議会は国務部の要請を受け入れ、女性言論人釈放要求決議案に対する表決を延期することもした。政府と議会,民間の ‘三角協力’ だった訳だ。

こういう努力の末にクリントン長官は先月20日、釈放が ‘非常に希望的’ と明らかにし水面下接触にかなりの成果があることを表わした。クリントン長官の発言があって半月ぶりに、彼女の夫ビル・クリントン前大統領が平壌行きチャーター機に搭乗した。<ワシントン ポスト>は当初、北韓特使としてジョン・ケリー上院外交委員長が議論されたりもしたが先週クリントン前大統領に最終決定されたと報道した。

イ・ヨンイン記者yyi@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/369517.html 訳J.S