原文入力:2009-06-22午後07:47:28
志位委員長“核廃棄政策歓迎”
オバマ“うれしく思う”肯定的回答
キム・トヒョン記者
←志位和夫共産党委員長
反米路線を主に主張してきた日本共産党の志位和夫(写真)委員長が最近、米国に関係改善を打診し日本政界の話題になっている。
志位委員長の‘変身’は去る4月5日、バラク・オバマ大統領のプラハ演説が契機になった。オバマは当時「米国は核兵器がない世界を指向する。米国は核兵器を使ったことがある唯一の核保有国家として道義的責任がある」と話した。志位委員長はオバマの演説に感激し直ちにコンピュータの前に座り手紙を書いた。
彼は創党87年ぶりに日本共産党代表としては初めて駐日米国大使館を訪問し「大統領の演説は人類にも、私たち被爆国国民にも歴史的意義を持つもので心から歓迎する」という恋情がこもった手紙を伝達した。彼は22日付<東京新聞>とのインタビューで「オバマ大統領の返事を期待せず自身の気持ちが伝えられれば良いと考えた」と話した。ところが5月16日、Eメールを通じてオバマ大統領の返信がきた。米国政府と日本共産党の間に初めての書信往来がなされたのだ。オバマ大統領は返信で「どのようにすれば最善の方法で核兵器がない世界を実現することが出来るかに対する考えを伝達してくれた。あなたの情熱をうれしく思う」として肯定的な返事をした。
志位委員長は直ちに麻生太郎総理と面談を申請し、日本政府の核廃棄政策を要求した。しかし麻生総理はプラハ演説に対して「ものすごい」と言及しただけで特別な関心を示さなかったと言う。志位委員長は「麻生総理は核廃棄に対する考えがない。米国の前向き変化に注目できなかったからだ」として失望感を現わした。志位委員長は「適切な機会に米国を訪問したい」として、書信往来を契機に芽生えた機会を活用したいという意向を隠さなかった。
東京/キム・トヒョン特派員aip209@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/361805.html 訳:J.S