本文に移動

米 海軍 北 ‘江南号’ 追跡

原文入力:2009-06-19午後07:23:39
武器積載 疑い名目…金融機関にも ‘北韓注意報’ 発令

リュ・ジェフン記者,イ・ヨンイン記者

←米国海軍が ‘ミサイル部品や核物質または武器を積んでいると疑われる’ として実時間空中監視をしていると知られた北韓船籍 ‘江南号’。 この写真は2006年10月24日香港海域で撮影されたもの。 AP連合

北韓の2次核実験に対する国連安全保障理事会(安保理)決議1874号により、船舶検索と金融制裁分野で米国の対北韓制裁措置が本格的に始まった。北韓と対話の門は開けておくが、北韓が先に交渉の場に出てくるまでは制裁に注力するという米国の対北政策基調が反映されているものと見られる。

米国はミサイル部品や核物質または武器を積んでいると疑われる北韓船籍 ‘江南号’ を “関心を持って” 追跡していると<フォックスニュース>と<CNN>などが米国防省官僚と軍高位消息筋を引用し18日(現地時間)報道した。北韓船舶に対する追跡は対北制裁決議1874号が採択された以後、初めてだ。

去る17日北韓の港を出発した江南号は現在、中国海岸に沿ってシンガポールへ向かっていると推定され米海軍はリアルタイム空中監視をしていると放送は伝えた。米軍関係者は去る2006年10月1次核実験以後、香港当局に抑留されたことがある江南号が過去に拡散活動にかかわった‘再犯船舶’ に指定されていると伝えた。米海軍は中国の対応を憂慮し江南号が中国海域を抜け出すのを待っていると知られた。

政府当局者らは国連決議の中で船舶検索を最も強力な制裁条項の中の一つと評価している。しかし公海での船舶検索は旗国(船舶の所属国家)の同意を受けて初めて可能だ。江南号の所属国家である北韓が公海上での検索に同意する可能性は極めて低いと政府当局者は見通した。

これに伴い米軍は江南号が燃料供給を受けるために特定国家の港に入った時、該当国に燃料供給をせず船舶を検索するよう要請すると発表した。米国の要請を受けた該当国は独自的判断により検索可否を決めることになる。

江南号が検索を拒否する場合、船員と該当国検索要員間に武力衝突が起きる可能性も排除することはできない。検索がなされるならば江南号に大量破壊武器や ‘輸出用’ 武器積載の有無により北韓と米国の中で一方が大きな政治的打撃を受けるものと見られる。武器がない場合米軍は過剰対応をしたという批判を受けるが、武器が載っている場合には北韓は国際社会の決議に挑戦しているという批判を避けにくい。

これとともに米財務部金融犯罪取り締まり班はこの日、北韓政府機関と偽装会社らが金融制裁を避けるために各種トリックを動員した現金取引をする可能性が増加しているとし、米国内金融機関に注意報を発令した。財務部は△北韓銀行および北韓企業関係者たちと関連した口座が介入する可能性のある取引を徹底的に調査△北韓顧客らの突然な大規模現金変動△ニセ札鑑識に対する警戒などを要求した。

財務部はまた世界金融機関らも同じ注意を注がなければなければならないと薦めた。 財務部がこういう措置を下したのは北韓が最近金融制裁に備え借名口座を開設したり現金を大量に引き出しているという機密情報を入手したためだと伝えられた。

ワシントン/リュ・ジェフン特派員,イ・ヨンイン記者hoonie@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/361404.html 訳J.S