原文入力:2011/12/15 08:28(1964字)
チョン・セラ記者、クォン・テホ記者、チョン・ナムグ記者
米国・カナダ・台湾・ドイツ・英国・イタリア・フィリピン・日本…
"屈しない意志に感嘆" 日本にで議集会相次ぐ
ホロコースト生存者、慰安婦ハルモニに会い "必ず勝てる"
←‘慰安婦問題解決共同行動2010’会員たちが14日昼、日本、東京外務省庁舎前で日本政府の謝罪を要求する人間の鎖行事を行っている。 東京/チョン・ナムグ特派員jeje@hani.co.kr
1000回目の水曜日、世界は日本軍慰安婦ハルモニのしわになった手に触れた。 十五才のあどけない少女を連行し一日平均30人の軍人を相手にする性奴隷とした残酷な戦争犯罪に対し8ヶ国42都市の数千名は一つの心で悲しみ、怒り、連帯する‘水曜日’を送った。
米国、ニューヨークでは慰安婦ハルモニの1000回目の水曜デモを記念してナチスドイツのユダヤ人大虐殺(ホロコースト)生存者が慰安婦ハルモニに会い慰める行事が開かれた。13日(現地時間)ニューヨーク クィンズボロ コミュニティ カレッジで開かれたこの行事には慰安婦生存者であるイ・ヨンス(83)、イ・オクソン(85)ハルモニとホロコースト生存者であるハネ リブマン、エテル カツらが参加した。 15才で台湾にある日本軍神風部隊に連行されたイ・ヨンスハルモニはカツの手を握り「同じ痛みを体験した方々なので私たちの痛みをよく分かることと信じる」として「日本の蛮行を知らせるために米国に来て、日本王はひざまずき謝罪しなければならない」と話した。カツは「人生で成就しなければならない目標を持って努力すれば彼ら(日本)に勝つ力を得ることができる」とうなずいた。行事を準備したクーパーバーグ ホロコーストセンターと韓国人有権者センターは日本の謝罪を要求する内容の署名を集めた請願書などを16日、国連駐在日本代表部に伝達することにした。また、14日にはワシントンの日本大使館前で地域韓国人団体が‘世界連帯水曜デモ同時集会’を開く計画だ。
米国だけではない。20年余り続いた水曜デモの血のにじむ叫びはカナダ・台湾・ドイツ・英国・イタリア・フィリピン・日本などでも響きわたった。 カナダの首都オタワの日本大使館前では14日、慰安婦ハルモニに連帯の意を表明する抗議集会が開かれる。地域史の勉強の集い会員らが主導して300人余りの教師、学生、一般市民などが集会を開いた後、日本大使館に公式謝罪を要求する文書を伝達する計画だ。集会に参加するためにトロントからオタワまで行く予定の16才の女子中学生ナナ ベリマエナは「私は慰安婦被害者が謝罪を受ける姿を見たい」として「そうすれば少なくとも被害者の魂を慰めるだろう」と話した。
台湾の女性団体は13日、慰安婦被害者に対する日本の謝罪を要求したのに続き、14日には台北でロウソクのあかりコンサートを開き1000回目の水曜デモを記念した。フィリピンの女性団体も「80代の慰安婦被害者ハルモニが衰弱したからだをおして変わることなくデモを続ける意志に感嘆し、彼らは世界から支持と尊敬を得るだろう」という応援メッセージを送った。
歴史的加害者だった日本では反省と連帯の動きが続いた。
14日東京では昨年結成された全国ネットワーク組織‘慰安婦問題解決共同行動2010’主催で市民1300人余りが参加した中で‘外務省庁舎を人間の鎖で取り囲む行事’が開かれた。彼らは声明を通じて「慰安婦強制連行被害者の人権確立のために日本が負う責任を全うすることを強力に要求する」 と明らかにした。渡辺美奈 共同行動2010事務局長は「日本政府は慰安婦強制動員を口では謝罪すると言ってきたが、今は教科書からもその内容が抜けてしまった」として「事実を認め心からの謝罪が優先されねばならず、被害者が1人でも多く生きている時に一日も早く賠償しなければならない」と話した。この日の行事には日本全国で260余の市民団体が連帯の意向を明らかにし、札幌と静岡、福岡、広島、沖縄などの地でも別途の応援集会が開かれた。
だが、日本の良心的市民のデモが起きた外務省庁舎の向い側には、日本右翼団体所属会員100人余りが日章旗を持ち「慰安婦強制連行は嘘」というスローガンを叫び反対デモを行う姿が目に映った。
ワシントン、東京/クォン・テホ、チョン・ナムグ特派員、チョン・セラ記者 seraj@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/510246.html 訳J.S