本文に移動

シン最高裁判事 “考える時間くれ”

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/343090.html

原文入力:2009-03-09午後09:58:03
調査中断要請…辞退など去就巡って苦心するように

キム・ナムイル記者ファン・ジュンボム記者

シン・ヨンチョル最高裁判事が9日ろうそく集会事件裁判介入と関連した調査を受けている間「考える時間をくれ」として調査中断を要請した。これに伴いシン最高裁判事が去就について苦心しているのではないかという観測が出てきている。しかしシン最高裁判事はこの日夕方、大法院広報官を通じて「今日辞退に対する立場表明は一切しない。明日また調査を受ける」という意向を明らかにした。

オ・ソクチュン大法院広報官はこの日午後「シン最高裁判事が午前に続き午後調査を受けた途中で ‘考える時間をくれ’ と要請し調査が中断された」として「追加調査ができず10日に調査を再開する計画」と明らかにした。オ広報官は‘辞退を決心したことなのか’という記者らの質問に「シン最高裁判事はそれと関連して何ら言及しなかった」と話した。シン最高裁判事はこの日午前10時頃から真相調査団長のキム・ヨンダム法院行政処長などから昨年ソウル中央地方刑事単独判事らに裁判と関連した電子メールを送った経緯などを調査された。またロウソクのあかり事件裁判の集中割り当てと量刑介入疑惑などを受けているホ・マン当時ソウル中央地方刑事首席部長判事と同じ空間で事実上の対面調査も受けた。

先立って調査団は先週末、刑事単独判事らを調査する過程で追加疑惑に対する陳述を確保した。調査団関係者は「シン最高裁判事が国家保安法事件の宣告延期を要請し、電気通信基本法関連事件で違憲法律審判推薦申請が入ってきたらこれを棄却しろとの要求をしたという判事らの陳述を確保した」と話した。シン最高裁判事が昨年8月インターネットに虚偽事実を流布すれば処罰するとする電気通信基本法に対して違憲推薦申請が入ってくるや、刑事単独判事らを裁判所近隣食堂に呼び集めて「私たちの事件を他の機関(憲法裁判所)に移す必要はないと考える。現行法のとおり判断しなければならないのではないか」と話したということだ。調査団はシン最高裁判事が判事らに個別的に裁判に介入する内容の電子メールを送ったのではないかとみて刑事単独判事らに個人的に受けた電子メールも提出することを指示した。

一方、イ・ドングァン大統領府報道官はこの日、シン最高裁判事の裁判介入論難に対して「ただし行政的にちょっとはやく処理しろというのはありうる話」と話した。イ スポークスマンはこの日ブリーフィングで「今、司法府で調査しており司法府で処理する問題であるから私たち(大統領府)がコメントすることではない」としてこのように話した。

キム・ナムイル,ファン・ジュンボム記者namfic@hani.co.kr

原文: 訳J.S