原文入力:2009-03-09午後08:21:32
人民軍 総参謀部 “衛星迎撃は戦争…直ちに対応打撃”
開城工業団地 南側人員 適時に帰還できず…政府 “状況流動的”
ソン・ウォンジェ記者
←凍りついた南北どこへ。北韓が韓-米連合キーリゾルブ軍事訓練を理由に南北間の軍通信線を遮断し、開城工業団地入出境手続きが中断された9日午前、京畿,坡州市の都羅南北入出事務所で開城工業団地に行こうとしていた企業と公団の関係者たちが北韓訪問手続き再開を待って話を交わしている。 都羅山/キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr
北韓が9日韓-米連合キーリゾルブ軍事訓練期間(9~20日)南北間の軍通信線を遮断すると明らかにした。これに伴い、この通信線を通じてなされてきた南側人員の開城工業団地入出境手続きが中断され、開城工業団地滞留南側人員80人が帰還時点のこの日午後5時を越えても帰ってこられなかった。先立ってこの日午前には開城工業団地に勤める南側人員726人が北韓を訪問できなかった。
政府当局者は「午後3・4・5時に予定された開城工業団地滞留南側人員80人の帰還計画が失敗に終わった」として「北側出入り管理当局は入出境許可を出してくれという私たちの要求に‘上部指示’を理由に不可能だという立場を明らかにした」と話した。この当局者は「だが私たちは遅くても帰ってこれるように説得を継続しており状況はもう少し見守らなければならない」として「まだ‘抑留だ,違う’を断定することはできない状況」と話した。
キム・ホニョン統一部スポークスマンは「9日現在、開城工業団地に滞在中の南側人員は573人、車両は380台」として「政府はわが方人員の安全と進行される事業の円滑な推進のために必要な措置を速かに取っていく」と明らかにした。
キム スポークスマンは「9日午前3回にわたり軍通信ラインを通じて北側に接続を試みたが北側は受けなかった」として「ただし(ソウルと開城工業団地をつなぐ)わが方のKT通信ラインは正常稼働されており、開城工業団地管理委員会を通じて北側に南側人員の無事帰還を促した」と話した。彼は「現在‘抑留’可否に対して申し上げる状況ではない」として「開城工業団地で南側人員が20日以上生活するには問題がない状況」と付け加えた。
政府はこの日午前、統一部スポークスマン声明を通じて北韓は軍通信線遮断を「直ちに撤回」しろと要求した。
政府はキーリゾルブ訓練期間中、第三国を通じた民間人の北韓訪問に対しても慎重な検討を要請したと伝えられた。キム スポークスマンは「今週7,8団体50~60人程度が北韓訪問が予定されているという報告があった」として「これらの団体に対しては現在状況についてリアルタイムで状況を伝播した」と話した。
先立って北韓はこの日明け方、人民軍総参謀部スポークスマン声明を通じて「キーリゾルブ訓練期間、開放されている東・西海地区南北管理区域の安全を担保するために、より厳格な軍事的統制を実施することになる」として「南北間に唯一存在してきた最後の通路である軍通信を9日から遮断する」と明らかにした。
声明はまた「私たちの人工衛星(光明星2号)発射に対する迎撃行為はすなわち戦争を意味する」として「これに対しては直ちに対応打撃し米・日と韓国の本拠地に対する正義の報復打撃戦を開始することになる」と主張した。
北韓はこれとは別に、この日 ‘北韓軍最高司令部報道’を通じて「全体人民軍将兵らが万端の戦闘準備」に備えることを指示した。また「共和国の天と地,海にただ一点の花火でも飛ぶならば仮借なく無慈悲に懲罰すべしとする命令を伝えた」と明らかにした。
コ・ユファン東国大教授は「北韓が韓国に経済的側面で打撃を与えることができる方案を中心に圧迫策を駆使している」として「一旦は訓練期間中につき一時的相応措置で多様な圧迫措置を繰り出すものと見られる」と話した。
ソン・ウォンジェ記者wonje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/343116.html 訳J.S