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"国家情報院に就職させてやる" 年下の男に4億出させたおばさん

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/507983.html

原文入力:2011/11/30 20:59(865字)
イ・ギョンミ記者


 ソウル、江西(カンソ)警察署は30日、自身を教師と国家情報院職員だと欺き数年間交際した年下の男に4億ウォン余りを出させた容疑(詐欺)でキム・某(38)氏を拘束したと明らかにした。

 キム氏は去る2006年から愛人のイ・某(31・無職)氏に「父親が国家情報院オーストラリア支部長として派遣され、代わりに部署の仕事も受け持っている」とし「業務推進費の損失が出た部分を埋めてこそ予算を受け取ることができる」という口実で100万ウォンを受け取るなど、昨年8月まで4年にかけて約4億7千万ウォンを巻き上げた容疑を受けている。


 警察による調査の結果、キム氏は去る2004年にインターネット自動車同好会で当時大学生だったイ氏に会い、結婚して子供がいる事実を隠してイ氏と結婚を前提に最近まで出会いを続け、さらに両家挨拶もしていたことが明らかになった。


 かつて期間制教師経験があったキム氏は自身を教師であり国家情報院職員と言い、イ氏に「国家情報院に就職させる」とだましてきたと調査された。恋愛期間ずっと職業がなかったイ氏はこの話を信じて、両親から受け継いだアパートと車両を担保に数億ウォンの借金をしたうえ私債まで借りて金を作り与えたと伝えられた。キム氏は昨年10月、夫に発覚し離婚し、遅れてこの事実を知ったイ氏に去る7月に告訴された。


 警察の調査でキム氏は、イ氏から巻き上げた金で「生活費、小学生の子供教育費などに使った」と述べたことが分かった。警察関係者は「イ氏の暮らし向きがそれほど余裕がないと理解している」として「調査の結果、キム氏が特別に他の用途で金を使った形跡はなかった」と話した。


イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr


原文: 訳J.S