原文入力:2011/10/21 17:42(1395字)
パク・ギョンマン記者
検察 "泥酔状態とは見難い" 懲役15年求刑
先月、京畿 東豆川市で10代の女子学生を性暴行した容疑で拘束起訴された米軍人に対して懲役15年の重刑が求刑された。
21日午前10時50分、議政府(ウィジョンブ)地裁刑事合議11部(裁判長 パク・インシク)審理で開かれた初公判で議政府地方検察庁刑事5部(イ・グァンジン部長)はこのように求刑した。検察はまた、K二等兵の性暴行治療プログラムの履修と身上情報公開を裁判所に要請した。
検察は「K二等兵が酒に酔って犯行を犯したと言うがエレベーターを利用せずに狭くて傾斜がきつい非常階段を通じて4階に上がったことから見て泥酔状態とは見難い」として「幼い学生を対象に苛虐・変態的で極悪な犯罪行為を犯し同情の余地はない」として重刑求刑の理由を明らかにした。
K二等兵は検察が提起した公訴事実を全て認め「幼い学生に拭えない損傷を与えたことを深く反省する」と何回も繰り返した。淡いカーキ色の罪囚服を着て法廷に出頭したK二等兵は緊張した表情で「許されない行動を犯した。私が犯した行動は死刑を受けても当然だ」として首をうな垂れた。
K二等兵の弁護人は「気を失う程ではないが空腹状態でに酒を多量に飲み、心身毛弱状態で犯した偶発的犯行」とし「まだ21才で初犯である点を考慮し刑期を終え新しい人生を始められるようにして欲しい」として善処を頼んだ。
検察が公訴事実を読み上げると法廷をいっぱいに埋めた傍聴客たちの嘆息が相次いだ。 特に‘将来の希望が心理学者’と被告人が答えるやあちこちから「犬XX」という悪口が飛び出した。
K二等兵に対する宣告は来る11月1日午前9時50分、議政府地方裁判所1号法廷で開かれる。
裁判過程を見守ったユン・ヒスク韓国青年連帯共同代表は「国民の怒りを和らげようという考えで求刑が重く出てきたようだ。裁判所の宣告を見守る」として「不公平なSOFAは韓国民に被害を与えるだけでなく、韓国民の公憤を買う米軍にも不利なことでもあるので根本的にSOFAを改正し韓米関係を改善させなければならない」と明らかにした。
K二等兵は先月24日午前4時頃、泥酔状態で東豆川市内にある考試院に入りテレビを見ていたK(16)さんを凶器で脅し数回にわたる性暴行と苛酷行為をした後に5千ウォンを奪って逃げた容疑で拘束起訴された。Kさんは現在、病院で精神科の治療を受けていると分かった。
韓国進歩連帯、全国女性連帯、民主労働党など市民社会団体と進歩政党は裁判に先立ちこの日午前10時、議政府地裁前でK二等兵に対する強力な処罰を要求する集会を持った。これら団体はまた不公平な韓・米駐屯軍地位協定(SOFA)改正とオバマ米大統領の謝罪、夜間通行禁止継続実施などを要求した。 これらだ団体はこの日午後7時から高陽(コヤン)、坡州(パジュ)、議政府、南揚州(ナムヤンジュ)など京畿北部8ヶ市・郡で同時多発集会を開き署名運動に乗り出した。
議政府/パク・ギョンマン記者 mania@hani.co.kr
原文: 訳J.S