原文入力:2009-03-05午後07:24:04
“6人は功績なし” 1978年報告書
報勲処, 記念事業会 発足強行
キル・ユンヒョン記者
韓国戦争直後、日本の侵奪に対抗して自発的に独島を守った独島義勇守備隊員の中に功績がない‘にせ物’が混ざっていることを示す文書が出てきて論難がおきている。
独島義勇守備隊に関する真実糾明活動を行ってきた独島守護隊は5日「1978年慶北道警が作成した‘請願書事実調査報告’によれば、去る2005年に制定された独島義勇守備隊支援法により優遇を受けている独島義勇守備隊員33人の中に少なくとも6人が独島を守るのに何ら活動していない人物と明らかになった」と明らかにした。
独島守護隊が情報公開請求を通じて入手したこの文書は1977年独島守備隊長ホン・スンチル(逝去)氏が‘独島守備に功績がある33人を褒賞してくれ’として総務処長官宛てに送った請願書について慶北道警が現地実態調査を行いい1978年3月30日内務部長官に提出した報告書だ。
この報告では独島義勇守備隊発足当時、隊長1人,総務1人,警備隊員14人など16人が勤め、残り17人中11人は船を供給するなど独島守備に功績があったという事実を確認したが、パク・某氏など6人に対しては‘独島守備に関与した事実がない’という結論を下した。
報告書は“(独島義勇守備隊が活動を行った1955年)キム・某氏など4人は釜山,鬱陵島,道洞,(慶北)青松などに住んでおり、チョン・某氏とパク・某氏は各々資材運搬船によって独島を2回往来したり守備隊員たちのために食事・副食などを用意したことしかない」と指摘した。
独島守護隊は去る2000年から独島義勇守備隊員に対する真実糾明を要求してき監査院も2007年4月「対象者らに対する功績を再調査しなさい」と通知したことがある。しかし報勲処は去る3日、義勇隊員33人全員を対象に独島義勇守備隊記念事業会発足を押し切った。
報勲処関係者は「真偽論議はあるが、これを確定する説明資料が不足して今まで認められたすべての方を対象に記念事業会をスタートすることになった」と話した。