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蔚山(ウルサン)現代自動車、労働部の指導 無視 頑として出入り阻止

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/500385.html

原文入力:2011/10/12 11:33(1134字)


社内下請け解雇労働者の出勤阻む


現代自動車蔚山工場が雇用労働部の指導すら無視し解雇の効力を争っている社内下請け非正規解雇労働者たちの工場出入りを阻み摩擦を醸し出している。

現代車蔚山工場非正規解雇労働者30人余りは12日午前7時から1時間ほど現代車蔚山工場正門前で出勤闘争集会を行った。集会途中3人は直接工場進入を試みたが会社側管理者が幾重にも遮り意図を果たせなかった。

全国金属労働組合現代自動車蔚山非正規職支会イ・ウンファ非常対策委員長は「雇用労働部蔚山支庁が去る7日、現代車蔚山工場代表に公文書を送り非正規職支会解雇組合員らの労組事務室出入りが許されるように協力しろと指導したが、会社側はそれを無視している」として「13日以後にも毎日出勤闘争と共に工場進入を試みるだろう」と主張した。非正規解雇労働者はこの日、蔚山雇用労働支庁を抗議訪問し現代車の社内出入り遮断と関連して現場指導を要求した。


雇用労働部蔚山支庁は去る7日に公文書を通じて「解雇された者が管轄労働委員会に不当労働行為の救済申請をした場合、中央労働委員会の再審判定があるまでは勤労者でない者と解釈してはならない」とし「解雇された組合員が不当労働行為救済申請をし解雇の効力を争っており、組合員資格が喪失されていない場合には事業場内労組事務室への出入りは許されなければならない」と明らかにした。


だが、現代自動車会社側は去る10日にも非正規解雇労働者らの工場出入りを阻み、その過程で警察は工場進入を試みたイ・ウンファ非常対策委員長など非正規労働者7人を強制連行し11日夕方8時頃に解放した。警察は 「解散命令にもかかわらず継続して不法集会を行い、工場内への進入を試み小競合いを起こしたため連行調査をすることになった」と話した。


これに対して民主労総蔚山地域本部は「非正規解雇組合員が雇用労働部の指導公文書により正当な出入り手続きを進行したのに、警察は労使間の問題に対し極限状況が発生していないにも関わらず自らの意志で介入し解雇労働者だけを強制連行した」と非難した。


一方、現代車会社側は「昨年、社内下請け労組の1工場占拠ストライキで莫大な生産支障をきたしたのをはじめ、生産を妨害する事例が頻繁に発生しており施設保護の目的で出入りを統制した」と話した。


蔚山/文・写真 シン・ドンミョン記者 tms13@hani.co.kr


原文: 訳J.S