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MB一家、国庫から利益くすねたか…民主党 "責任者処罰を"

原文入力:2011/10/11 22:48(1685字)
イ・テヒ記者


内谷洞(ネゴクトン)私邸安値買い入れ論難
"一人地主…談合可能性
子息が出さなければならない金の一部を
大統領室で負担した"
野党、背任容疑 提起も


←ソウル、瑞草区(ソチョグ)、内谷洞の李明博大統領私邸用地。国会行政安全委員会所属民主党議員は1日午後、こちらを訪ねたが門が閉まっていて入ることはできなかった。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr


李明博大統領が退任後に居住するソウル、瑞草区、内谷洞の私邸土地購入過程で子息シヒョン氏の購入価格と大統領府警護処の購入価格に大きい格差が生じた理由は簡単には納得し難い。民主党では背任として責任者の処罰を要求している。

<ハンギョレ>が11日に入手した内谷洞土地不動産売買契約書を見れば、シヒョン氏が買った私邸敷地(韓定食店のあった土地、建物含む)は3.3㎡(1坪)当たり1017万ウォンで、その近隣の土地と畑は3.3㎡当たり200万ウォンと274万ウォンで買った。反面、大統領府警護処は隣接する畑7筆を3.3㎡当たり平均628万ウォンで買った。


イ・ヨンソプ民主党スポークスマンは「私邸敷地売買価格は公示地価に比べ13%安く、警護室用地の売買価格は公示地価に比べ300%高い」とし「大統領の子息は公示地価より安く買い、大統領室は高く買ったということは、政府の金で大統領の子息が安く買った費用を負担した、八百長疑惑が濃厚だ」と明らかにした。土地全体の地主がユ・某(56)氏1人であるためにこういう取り引きが可能だったという推定だ。イ スポークスマンは 「これは刑法第355条第2項の背任罪に該当する」 と指摘した。大統領府警護処が大統領の子息が利益を手にできるよう国家予算に損害を加えたことでありそれは背任だということだ。


大統領府報道官室はシヒョン氏が買い入れた韓定食店土は地相場どおりに買ったもので、警護処が買い入れた土地は名目上は畑だが土地に近くそれだけ価格が高かったと説明する。シヒョン氏が韓定食店土地に隣接する畑(20-36)を3.3㎡当たり274万ウォン、残りの土地(20-30必至)を3.3㎡当たり200万ウォンで買ったことと関連しても、大統領府は「20-36は低い丘陵地なので安く購入した」としつつ「20-30は韓定食店土地と道路の間に挟まった狭い土地であり価格が安くならざるをえない」と説明した。この関係者は「警護室敷地として買い入れた畑580坪は宅地と接しており、宅地の60~70%に準ずる言い値が形成されている」として「一般的な畑と比較してはいけない」と話した。


だが、大統領府のこういう説明は辻褄が合わない。20-36だけでなく大統領府が購入した土地全体がゆるやかな傾斜を成している土地であることに加え、宅地と接していない30-9と19筆は畑面積全体の21%にあたる407㎡に及ぶ。内谷洞のある不動産関係者は「20-17(宅地)に隣接する20-21(畑)は最近競売で4回入札流れの末に3.3㎡当たり100万ウォンで落札された」と伝えられ、他の関係者も「畑を3.3㎡当たり628万ウォンで購入したことは高い水準」と話した。


民主党はシヒョン氏と警護処の行為を問題視しているが、李明博大統領が直ちにシヒョン氏から敷地を買い戻すと明らかにした状況であるだけに、責任論はイ大統領に帰することになる。特にシヒョン氏が国家予算で利益を得たという民主党の主張は結果的にイ大統領が背任をしたという論理につながることになる。今後、少なくない波紋が予想される所以だ。今回の売買を実務的に主導した大統領府要人に対しても問責論が出てくる可能性が高く見える。 イ・テヒ、パク・テウ記者 hermes@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/500253.html 訳J.S