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「東亜ドットコム」全教組に1億8千万ウォン賠償した

http://www.donga.com/原文入力:2011/09/30 16:23(906字)

裁判所の公開禁止決定にもかかわらず、全国教職員労働組合(全教組)所属の教師の名簿を公開して裁判所から賠償判決を受けた東亜ドットコム[訳注:]が、賠償金の一部の1億8000万ウォンを全教組に支払った。全教組はこれを疎外階層のための奨学金に使う計画だ。

東亜ドットコムと共に賠償金支払い判決を受けた趙全赫(チョ・ジョンヒョク)ハンナラ党議員は、未だ全教組に賠償金を払わずにいる。

全教組は29日、「東亜ドットコムが一審判決に従い、9月28日に1億8000万ウォンを全教組の口座に送金した」と明らかにした。全教組は8月、中央執行委員会で、東亜ドットコムと趙全赫議員の賠償金を、疎外階層のための奨学金基金と正しい教育奨学財団設立などへの助成に使うことを決めた。

東亜ドットコムは昨年4月、趙全赫議員から電子ファイルを送られ、ホームページを通じて全教組所属教師3438人の名簿を公開した。全教組と全教組所属教師3438人は、趙全赫議員と東亜ドットコムを相手に損害賠償請求を起こし、ソウル中央地方裁判所は7月26日、一審判決で「趙議員は(原告中)7人を除く3231人に対し、1人当り10万ウォン、東亜ドットコムは原告全員に1人当り8万ウォン支給せよ」として、原告一部勝訴の判決を下した。これにより、趙議員は総額3億4310万ウォン、東亜ドットコムは2億7512万ウォンを支払わなければならない。

現在も、組合員名簿公開に関連して控訴審が続いている。

今回の東亜ドットコムの賠償金の支払いは、7月26日に下された損害賠償一審判決による賠償額の一部を先に支払ったものだ。

インターネットユーザーは、「献身して犠牲にされた趙全赫議員様と東亜ドットコムに、無限の感謝の気持ちを表わすところです」「全教組最大の後援者趙全赫議員が引き立って見える」など、趙全赫議員を皮肉る寸評をした。

デジタルニュース部
原文:https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/498750.html 訳 M.S