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病院の倉庫で16年…高陽クムジョン窟犠牲者ら‘故郷へ’

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/496953.html

原文入力:2011/09/19 22:54(908字)
パク・ギョンマン記者


1995年に発掘された153人の遺骸
チョンア公園に2年間 臨時安置


韓国戦争時、京畿(キョンギ)高陽市(コヤンシ)のクムジョン窟で集団犠牲となった民間人153人の遺骸が1995年遺族たちにより発掘され、ソウル大病院倉庫に臨時保管され16年ぶりに故郷のふところに帰ってくる。

高陽クムジョン窟遺族会は来る24日、集団犠牲61周年をむかえクムジョン窟遺骸をソウル大病院から高陽市に移し、遺族会と市民社会団体が参加する平和人権芸術祭形式の合同慰霊祭を行った後、一山のチョンア公園に2年間 臨時安置すると19日明らかにした。マ・イムスン遺族会長は「ソウル大病院の工事で行き場がなくなった遺骸を故郷へ迎えたことは幸いだが、これも臨時安置であり、子孫としては大いに気がかりだ」として「一日も早く平和公園造成など‘真実・和解のための過去史整理委員会’の勧告措置が履行されるよう願うばかり」と話した。


真実・和解委員会は2006年6月、クムジョン窟事件調査結果発表で‘国家の遺族たちに対する率直な謝罪’と‘遺骨・遺骸を奉安できる追悼施設設置’等を勧告したが、追悼施設設置は約束されていない。


チェ・ソン高揚市長と民主党が多数を占める高陽市議会はクムジョン窟遺骸安置と平和公園造成に乗り出したが、ハンナラ党と報勲団体が理念葛藤を煽るとして強力に反対しているためだ。高陽市議会コ・ウンジョン(創造韓国党)、ワン・ソンオク(民主党)市会議員など14人が去る2日、定期会に上程した‘高陽市戦争犠牲者のための高陽歴史平和公園造成および管理・支援などに関する条例案’は現在ハンナラ党の反発で常任委に係留された状態だ。


一方、高陽市がソウル大チョン・クンシク教授チームに委託した高陽歴史平和公園造成研究は今月末に発表される。


パク・ギョンマン記者 mania@hani.co.kr


原文: 訳J.S