原文入力:2011/08/28 21:12(744字)
キム・ジョンピル記者
受験生バイキングで滑って負傷
「迅速に片づけて事故予防せねば」
バイキングで客が床に落ちた食べ物を踏んで滑ってケガした場合、レストラン側に損害賠償責任があるとの裁判所の判決が下された。
チョ某(20)氏は高校3年の受験生だった2009年10月、ソウル江南のあるバイキングレストランに行った。食べ物を持ってこようと空の皿を持っていたチョ氏は、床に落ちていた食べ物を踏んで滑ったために左足が折れて両膝をケガした。チョ氏は大学修学能力試験を直前に控えたこともあり、手術を先送りしたまま通院治療をした。チョ氏は昨年6月「客が落とした食べ物を放置して事故に遭った」としてレストランと保険契約を結んだ保険会社を相手に訴訟を起こした。
ソウル中央地方裁判所民事43単独のパク・ジョンギル判事は「保険会社はチョ氏に約2100万ウォンを支払いなさい」として原告側一部勝訴の判決を下したと28日、明らかにした。裁判所は「バイキングでは多くの客が食べ物を持って移動するため、食べ物を落とす可能性が非常に高い」として「レストランは職員たちに客が落とした食べ物を速かに片づけるようにして、事故が発生しないよう管理・監督する注意義務がある」と明らかにした。
ただし、裁判所は「チョ氏も食物を踏まないように自ら注意すべきなのに、これを怠った過失を認め、保険会社側責任を全体の80%に制限する」と判断した。
キム・ジョンピル記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/493724.html 訳M.S