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食事が遅い "おかずは食うな" …除け者にされ自殺

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/486262.html

原文入力:2011/07/07 09:31(1118字)
ファン・チュンファ記者

判決文から見た‘期数列外’事例

海兵隊の‘期数列外’は数年前にもあり、今回の銃器惨事が起きた海兵2師団以外の師団でも起きていた。判決文を通じて確認された事実だ。これに対し裁判所は指導・監督不良の責任を問い、国家に数千万ウォンの損害賠償責任を認めた経緯がある。

キム・某(死亡当時19才)氏は大学を休学し海兵隊に入隊し、2007年9月 海兵隊海岸警戒部隊陽南中隊テボン哨所に配置された。除け者と苛酷行為は部隊に配置されるやいなや始まった。先任兵はキム氏が小隊の先任期数などを覚えられず声が小さいとし、日常的に拳と手の平で顔などを数十回殴った。

キム氏は新兵が見ている前で先任兵に「こいつは何一つちゃんとできない。後任が見ているのに恥ずかしくないのか。お前は先任として扱われると思うな。こいつはは完全バカだから今後はお前らが教えてやれ」等の悪口を言われた。キム氏は食事さえきちんと摂れなかった。先任兵はキム氏が食事が遅いという理由で、新兵が見ている前で「お前は今後おかずは食わずに飯だけ食え」と言った後、食事の度に飯を少ししか食うなと強要した。

キム氏が自殺を選択した2007年12月4日にも、先任兵の指示により夕食時間でも一人で生活班で待機しなければならなかった。これに対し2008年10月、ソウル中央地裁は「暴行・苛酷行為などを予防し指導・監督を通じて自殺を防げず、銃器・弾薬管理規定に違反し自殺を可能にしたため損害賠償責任が認められる」とし、国家は遺族に4300万ウォン余りの賠償金を支給しろと判決した。

同年、今回の銃器惨事が起きた同じ部隊でも除け者などに耐えられず兵士が精神疾患を病み2階から落ちる事故が起きた。ミョン・某(24)氏は2005年 海兵隊に入隊し国防部勤務支援団儀仗隊に配置された。 だが、内務班員らと折り合いが悪く、結局2006年4月 海兵隊2師団8連隊1大隊2中隊へ部署を移した。

新しい部隊でも生活は順調でなかった。内省的で積極性が足りないという理由でしばしば悪口を言われ、軍靴で暴行された。ミョン氏は2007年8月、高さ6mの階段から落ち、精神分裂症の診断を受けた。これに対しソウル高裁は去る6月ミョン氏を「国家有功者に認定しなければならない」と判決した。

ファン・チュンファ記者 sflower@hani.co.kr

原文: 訳J.S