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臓器提供 易しくなる

原文入力:2009-02-23 午後 09:21:32
遺族1人だけ同意しても可能
脳死判定委 縮小または廃止

キム・ヤンジュン記者,チェ・ヒョンジュン記者

故キム・スファン枢機卿の角膜寄贈を契機に、臓器提供申請が大きく増えているなかで政府が臓器提供がさらに容易になるように制度改善に出た。
保健福祉家族部は臓器提供希望意思を明らかにした人が脳死状態に陥った時、遺族の意思を確認する手続きを省略したり確認を受ける遺族の範囲を狭めるなど臓器提供手続きを簡素化すると23日明らかにした。

福祉部改善案によれば、寄贈希望意志が明らかでない人が脳死に陥った時、家族が寄贈を望めば現在は遺族の中で近い順序から2人が同意しなければならないが、今後は1人だけ同意すればできるようにする。また脳死判定段階では専門医師2人の診断と共に宗教人,法曹人などが含まれる脳死判定委員会の事前審議が必要だったが、この委員会を廃止もしくは委員構成を縮小する側に変える。

福祉部は24日、学会,宗教団体,民間団体などと懇談会を開き意見を聞く計画であり、宗教・法曹・医療界などで‘臓器移植倫理委員会’を構成し5月末までに最終改善方案を用意する予定だ。ソン・ヨンレ福祉部公共医療課長は「十分な社会的議論を経た後、法令改正に着手する計画」と話した。

一方、大韓移植学会は故キム・スファン枢機卿が亡くなった2月16日を‘臓器提供人の日’と決めることにしたとこの日明らかにした。この学会のハン・ドクチョン理事長は「最後の瞬間まで角膜を寄贈して亡くなったキム・スファン枢機卿の殺身成仁精神を見習おうという考えでこういう日を用意することになった」と話した。学会は今週中に福祉部,国立臓器移植センターなどと議論し具体的な計画を作る方針だ。

キム・ヤンジュン医療専門記者,チェ・ヒョンジュン記者himtrain@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/340466.html 訳J.S