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"今日はMB除籍の日" …‘半額授業料実現’学生・市民 街頭行進

原文入力:2011/06/11 03:25(3459字)
ホ・ジェヒョン記者

[今 光化門では 5シーン] 参加者3千人余 街頭行進終え自主解散
見守った市民ら好意的…応援エールも

←条件なき半額授業料実現を要求する大学生が7日夕方ソウル、清渓広場そばのファイナンスセンター前でろうそく集会を開いている。 キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr

清渓広場が3年ぶりに赤く染まった。10日、1万5000人余りの学生と市民が‘半額授業料ロウソクのあかり’を灯した。清渓広場に足の踏み場もないほど多くの市民が集まったのは2008年以後初めてだ。授業料ロウソクのあかりの主人公である大学生はもちろん制服を着たまま参加した高校生の姿もあちこちで目についた。30代以上の父母世代も清渓広場をいっぱいに埋めた。
清渓広場集会を終えた後、学生と市民3000人余りは夜10時40分頃 乙支路入口道路にあふれ出て8車線中の4車線を占拠したまま明洞方向へ街頭行進を行った。学生と市民は「半額授業料実現」を叫び明洞をすぎソウル市庁側へ行進を続けた。

警察兵力は夜11時頃、徳寿宮大漢門前道路でデモ隊の行進を遮るためのバリケードをはった。学生と市民はきた道をそのまま戻り明洞方向へ街頭行進を継続した。夜11時30分から学生と市民は清渓川路、広橋前8車線道路を占拠したままスローガンを叫び連座デモを行った。警察が解散警告放送を数回繰り返すや11日0時20分頃、学生と市民は連座デモを終了し自主解散した。パク・チャウン韓国大学生連合(韓大連)代表は街頭行進と関連して「学生たちはさらに多くの市民らに会いたかったが警察が道路行進申告を受け入れず、やむを得ず学生たちが道路を占拠したようだ」と明らかにした。
街頭行進を眺める市民たちの表情は好意的だった。一部市民は拍手してデモ隊に応援のエールを送った。バスとタクシーの中の乗客の一部はデモ隊に向かって親指を立て励ます姿もあった。

高校生、父母らも参加

これに先立ちソウル、光化門、清渓広場では午後7時40分頃からロウソクのあかり文化祭が開かれた。文化祭の公式名称は‘6・10国民ロウソクのあかり行動’だ。しかし司会を担当したチョ・ウリ高麗大総学生会長は文化祭の副題を強調して紹介した。

 「イ大統領は任期末に入り込みました。学生に例えれば今 期末考査を受けているわけです。ところで支持率が24%、業務遂行評価が30点だといいます。この程度ならイ大統領はF学点(不合格)を受けなければなりません。それで今日の集会の副題は‘MB除籍の日’です。」チョ・ウリ会長の話が終わると市民は拍手とともに‘ワー’と叫び声をあげた。

←条件なき半額授業料実現を促すろうそく集会が10日夕、ソウル、中区、太平路、清渓広場で開かれ大学生らをはじめとする一般市民がロウソクのあかりを持ち舞台の公演を見守っている。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

父母世代を代表してキム・ヨンフン民主労総委員長とチャン・ウンスク正しい教育のための父母会会長らが舞台に上がった。キム・ヨンフン委員長はブラジル ルーラ前大統領が叫んだスローガンを紹介し大学生たちを励ました。

「幸せになることを恐れないで下さい。今と違う世の中は可能です。今と違う世の中は差し迫りました。」キム委員長は続けて学生たちと共に“ダウン ダウン授業料”スローガンを2回叫んだ。

チョ・ウリ高麗大学生会長はこの日、韓国大学生連合代表がファン・ウヨ ハンナラ党院内代表などに会って来た結果を伝えた。チョ・ウリ会長が「ハンナラ党は今日半額授業料という言葉自体も使わず、授業料負担緩和のために努めると話した」と伝えると市民は‘ウー’という声とともにヤジを送った。

チョ学生会長は今日ハンナラ党代表から「‘また必ず会おう’という言葉を聞いた」と伝えた。しかし面談が終わった後。チョ学生会長には警察の出席要求書が到着したことが分かった。市民はため息をもらした。

大統領府近隣 奇襲デモ 学生72人連行

夕方8時40分頃、民主党、民主労働党、進歩新党、国民参加党など野4党代表が舞台上に上がった。チョン・ドンヨン民主党議員は学生たちに謝罪から始めた。チョン議員は「民主党が政権を取った10年間、授業料が天井知らずに上がることを防げずに謝罪申し上げる」として「6月国会で野党が父母・学生たちと連帯して‘半額授業料’を必ず実現する」と話した。

野4党代表の中で市民の最も熱い歓迎を受けた人はイ・ジョンヒ民主労働党代表であった。イ・ジョンヒ代表がマイクを掴むやあちこちから“イ・ジョンヒ、イ・ジョンヒ”の叫び声が溢れでた。イ代表は「2008年総選挙の時、20代の投票率が25%だった」とし「2012年総選挙では20代の80%が投票し半額授業料を越えて無償教育まで進もう」と訴えた。市民は“ハーイ”と答えロウソクのあかりを掲げた。

←連行される学生たち=10日夜ソウル、太平路、清渓広場で開かれた半額授業料実現ろうそく集会を終え大統領府近隣清雲洞事務所前でデモを行った学生たちが警察に連行されている。 キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr

9時10分頃。集会現場に速報が伝えられた。大学生が大統領府近隣清雲洞事務所前で奇襲デモを行っているという便りが伝えられるや市民は拍手を送った。しかし奇襲デモを行った学生たち72人が9時20分頃から警察に連行されたと伝えられた。パク・チャウン韓大連議長は「大統領に約束を守れと要求する学生たちを再び捕まえて行くとは政府にもう一度失望した」と話した。

←ろうそく集会後街頭行進中の参加者たち。  写真ホ・ジェヒョン記者

歌手ソン・ビョンヒ バンドなど楽しい公演

高校生ユン・イェスル(京畿商業高等学校2年)さんが連帯発言をするために制服姿のまま舞台に上がると多くの市民が2008年清渓広場で初めてのロウソクのあかりを掲げた女子高生たちを思い出したように歓呼して叫び声を上げた。

ユンさんは物静かな声で準備してきた演説文を読んだ。ユンさんは「兄さんが大学に通っていて一学期に5百万ウォンの授業料を出している。両親があまりに荷が重たそうで私が大学に進学してもいいのだろうか、とても心配だ」と話し目がしらを赤くした。市民は「泣くな、泣くな」と叫び拍手でユンさんを励ました。

パク・チャウン韓大連議長が最後の発言者として舞台に上がった。パク議長は大統領府に最後通告を送った。パク議長は「今日ハンナラ党ファン・ウヨ院内代表などに会ったが真正性がないと感じた。もうハンナラ党にはこれ以上尋ねない。李明博大統領は17日までに半額授業料と関連した立場を明らかにしなさい」と話した。

←半額授業料ろうそく集会現場を訪ねた放送人キム・ジェドン氏。写真ホ・ジェヒョン記者

ロウソクのあかり文化祭が進行されるほどに市民の参加は増え続け、夜9時30分頃には1万5000人余りまで市民の数字が増えた。文化祭現場は足の踏み場もないほど市民たちでぎっしりと埋まった。広場内に入ってこれない市民は清渓広場さざえ造形物から百余メートル以上離れた隅廛橋(モジョンギョ)を過ぎ水標橋(スピョギョ)、歩道まで席を占め座り清渓広場そばに位置した東亜日報社前歩道までも市民が座った。‘6.10国民ロウソクのあかり行動’主催側は中間に席をはずした人々まで全て合わせてこの日 5万人余りが清渓広場を訪ねたと明らかにした。

この日の文化祭では<チョアソハヌンバンド(好きでするバンド)>、<イルタヌンジュンソギドゥル>、<ウリナラ>、歌手 ソン・ビョンヒなどが公演を行い学生と市民を励ました。文化祭は<ウリナラ>の公演を最後に10時30分頃 終えられた。警察は文化祭の間、ずっと解散警告放送を行ったが清渓広場への出入りは自由に許容した。文化祭が終わった後、夜10時40分頃 学生と市民3000人余りは街頭行進を始めた。

ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/482295.html 訳J.S