原文入力:2011/06/05 22:40(1558字)
アン・チャンヒョン記者
原因と解決法
両極化深化で中産層 崩壊し
正統派 "与党 一進一退 政策のせい"
合理派 "論争以前に反省の要"
←保守団体 大統合国民連帯の発起人大会が去る2日、ソウル、中区、太平路、韓国言論財団で開かれ、キム・ムンス京畿知事(左から3番目)とオ・セフン ソウル市長(右から3番目)等、参席者が(韓国伝統の餅の)ケーキカットセレモニーをしている。この団体には2007年大統領選挙当時、李明博大統領候補の外郭支援組織だった‘先進国民連帯’出身要人らも参加したと知られた。 パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr
李明博大統領は去る大統領選挙で530万票という圧倒的な票差で勝利した。 少なくとも10年間は‘保守の時代’が花咲くと見られた。だが、ちょうど4年ぶりに保守陣営は政権を再び差出すかも知れないという不安感に陥っている。
保守の危機の原因については全般的に意見が一致している。両極化問題を解決できなかったということだ。李明博政府と保守陣営は‘パイを先に大きくしなければならない’という成長談論で票を貰ったが、大企業だけが金を儲け中小企業と自営業者の苦痛は現政権になって一層深刻になったのが事実だ。‘滴下効果’(トゥリクルダウン効果・大企業と富裕層が発展すれば、その恩恵が中小企業と庶民に帰るという論理)の論理が作動しないことが判明したためだ。
‘合理的保守’に分類されるユン・ヨジュン前環境部長官は5日「民心が保守から離れたことが危機の核心」としつつ「民主党政府10年の間に両極化が深化したが、今の政府になって急速に悪化した」と指摘した。保守論客のチョン・ウォンチェク弁護士も「政府の高為替レート政策で大企業はおかげをこうむったのが事実だが、庶民層にはぬくもりが伝えられないず中産層が崩れた」と話した。
いわゆる‘正統保守’の人々の間にはハンナラ党が保守勢力を代弁できずにいるという不満がいっぱいだ。票を追って一進一退しながら保守の価値をまともに実現できず、左旋回しながら民主党と変わりがなくなったという批判だ。与党の福祉強化政策も他人のポケットから金を奪うことで、保守の価値を裏切ったと主張する。チョ・ドングン正しい社会市民会議共同代表(明智大教授)は「右往左往せずに保守の価値を守ってきたとすれば大衆の人気は自然についてくるだろう」としながら 「李明博政府の失敗を保守の失敗と連結してはならない」と話した。 チョン・ウォンチェク弁護士は「きちんとした保守政策を用いていれば中産層は崩れなかった」とした。
こういう流れの延長線で一部は鮮明右派政党として‘右派の民主労働党’を作る方案まで検討している。保守陣営のある要人は「4月補欠選以後、ハンナラ党をもはやあ信じられないという情緒が本格化した」として「一部では‘右派分裂’と映るかとしてためらっているが強硬な雰囲気が強い」と話した。
保守陣営全体が‘アイデンティティ強化’を叫んでいるわけではない。 ユン・ヨジュン前長官など‘合理的保守’側は保守の反省と刷新を促している。 最近、声を強めているハンナラ党内刷新派の流れと相対する内容だ。イ・サンドン中央大教授は 「現政権が政治・経済を全て間違ったが、4大河川事業は回復が不能なのでブーメランとして戻るだろう」とし「路線論争以前に真の反省をしなければならない」と話した。 アン・チャンヒョン記者 blue@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/481378.html 訳J.S