原文入力:2011/05/30 23:07(980字)
パク・ビョンス記者
金剛山通信連絡所も閉鎖
対南政策 変化有無 注目
北韓が30日、南韓政府と交流しないとし、東海軍事通信線を遮断し金剛山地区通信連絡所を閉鎖すると明らかにした。こういう立場は先週 金正日北韓国防委員長の中国訪問後に出てきたために注目される。
北韓の最高権力機構である国防委員会はこの日、スポークスマン声明を通じて「李明博逆賊一党の反共和国対決策動に終止符を打つため、挙族的な全面攻勢に進入するだろう」としつつ このように明らかにしたと<朝鮮中央通信>が報道した。南北間軍事通信線は南北往来を軍事的に保障するためのもので、西海側と東海側に設置されている。東海側軍事通信線は昨年11月、北側の山火事で断絶した後 復旧せず事実上の閉鎖状態だった。
声明は対北韓ビラ散布と関連して 「すでに警告した通り任意の時に任意の対象を目標に不意的な物理的対応をとるだろう」と再び警告した。スポークスマン声明はまた「(南側が)見当外れの謝罪について口癖のようにわめきたて、ベルリン提案のその真意について分不相応に騒いでいる」とし「わが軍隊と人民は当面する逆賊一党の対決騒動に対抗するための実際的な行動措置を取ることになるだろう」と話した。
今回の声名は南側の天安艦・延坪島謝罪と南北関係改善連係政策に対する反発と解説される。しかし対応手段として使われていない東海軍通信線遮断を持ち出した点に照らし、実効性ある措置で南北関係をさらに悪化させるよりは南側を圧迫しようとする意図ではないかという分析が出ている。政府関係者は「今後、攻勢強度を高めていく可能性を排除することはできない」と話した。
また、最近一部予備軍訓練場で金日成・金正日・金正恩の写真を射撃標的紙として使ったことに対する反発という分析もある。北韓はこの日、声明で「傀儡軍部好戦者は去る5月23日から京畿道、楊州、仁川市の火薬臭漂う射撃場に多くの傀儡軍を追い立てて銃砲弾をむやみに撃つ狂気じみたことをしている」と非難した。
パク・ビョンス先任記者 suh＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
