原文入力:2011-05-15午後09:13:48(1475字)
主観的理念指向分析
‘金持ち=保守’通念とは違い、‘江南左派’新しい流れ形成…低所得層は24%だけが "進歩"
釜山・慶南 進歩指向 33.3%…湖南に続き2番目に高い
イ・ジウン記者
←2011韓国社会理念地図 (※イメージをクリックすればさらに大きく見ることができます)左から年齢別・所得別・地域別,上から進歩・中道・保守
←2011韓国社会理念地図 (※イメージをクリックすればさらに大きく見ることができます)左から無償給食(賛成,反対)・原発(賛成,反対)・国家保安法(賛成,北韓次第,部分廃止,全面廃止)
"自分は進歩だ" と考える人々の正体は? 年齢別・所得別・地域別に分析してみると、20代で "私は進歩" という応答が最も多かった。また、所得水準が高いほど進歩指向が強かった。 釜山・慶南で主観的進歩層が増えるなど嶺南地域の噴火現象も目立った。
■ ‘江南左派’の誕生
自身の理念指向が進歩だと答えた比率は、自身が所得上位層に属するという回答者(37.9%)で最も高く、中間所得者(33%),下位所得者(24.0%)と答えた人々に行くほど減った。金持ちであるほど保守的で、社会的弱者であるほど進歩的という通念とは異なる結果だ。韓国社会科学データセンター研究陣は韓国社会で進歩と保守の区分が経済的階級に基盤を置くよりは、文化的・思想的要因に影響を受けるためだと分析した。北韓に対する態度や対米関係など、思想的要因が進歩と保守を分ける定規として作用する上に、環境保護や生活の質のような脱物質主義価値が拡大する中でこういう文化的要因が理念形成に影響を及ぼしているということだ。韓国社会科学データセンター副所長のキム・ウク培材大教授は 「保守指向の有権者は成長・開発という物質的価値を重視する反面、進歩指向有権者は4大河川事業に反対するなど脱物質的価値を重視する」とし「所得が高く進歩指向が強い‘江南左派’という概念も文化的要因の影響から誕生したもの」と話した。
■ 20代の進歩選好
20代では39.2%が自身の理念指向が進歩だと答えた。保守と答えた20代は14.3%にとどまった。30~40代で進歩と答えた人は各々37.7%、33.0%であり、50代ではこの比率が20.8%へ大幅に減った。キム・ウク副所長は「30~40代が20代より進歩的という認識とは異なる結果」として「現在の20代は他の世代に比べ成長過程が豊かだったし、それにより脱物質主義的価値にさらに密接な様相を示しているようだ」と話した。
■嶺南地域の噴火
釜山・慶南の進歩的指向(33.3%)が全国平均(30.7%)より高かった。湖南(38.9%)に続き2番目に高い。反面、大邱・慶北の有権者は進歩的指向が24.6%に留まり、保守的指向(31.2%)は全国で最も高かった。2007年調査時は大邱・慶北地域の進歩応答比率(34.7%)が釜山・慶南地域(33.5%)よりやや多かった。大邱・慶北地域では4年間に10.1%減った反面、釜山・慶南地域ではほとんど変化がなかった。大邱・慶北地域に朴槿恵前ハンナラ党代表の影響力が大きく作用しているところに、東南圏新空港白紙化、釜山貯蓄銀行事態など最近の懸案が影響を及ぼしたものと見られる。
イ・ジウン記者 jieuny@hani.co.k
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/477997.html 訳J.S