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盆唐右派だと? “盆唐無派”がやってのけた

原文入力:2011-04-28午前12:32:57(2084字)

「左-右の理念対決、もう通じない」若い人々結集
出退勤時間 投票率高い…ソン・ハッキュ、大統領選挙レースに翼

ホ・ジェヒョン記者

←27日、4・27盆唐乙国会議員選挙で当選が確実視されるソン・ハッキュ民主党候補が京畿(キョンギ)城南(ソンナム)盆唐選挙事務所で支持者らの歓呼に明るい表情で応えている。 ニューシス

27日午後8時、<YTN>の出口調査の結果がソン・ハッキュ民主党代表が盆唐乙でカン・ジェソプ前ハンナラ党代表に10%差で大勝すると出るや、ソン代表のキャンプでは歓声があがった。一堂に集まっていたイ・インヨン最高委員など党役員と支持者らの表情が明るくなった。
反面ハンナラ党本部事務所は沈黙だけが支配していた。カメラ フラッシュだけが騒がしくさく烈した。キム・ムソン院内代表は「ショックだ」と言った。 ナ・ギョンウォン最高委員も急いで席をはずした。 “天堂(チョンダン)のような盆唐(ブンダン)”が地獄になる瞬間だった。

実際の開票結果は、ソン代表がカン前代表を約3%程度の差で押えて当選した。イ・ミョンバク政府と与党に対する民心離反現象が予想より深刻だという証拠と解釈できよう。ソン代表が過去20年間“ハンナラ党の地”と呼ばれてきた盆唐乙地域で2200余票差で比較的余裕をもって勝利したからだ。

キム・ジョンベ時事評論家は「この前の地方選挙の時、イ・ジェミョン城南(ソンナム)市長が盆唐でハンナラ党に8.6%遅れをとったのに、今回ソン代表がこのように楽勝したということは、民心の離反がそれだけ深刻だったと見るべきだ」と指摘した。

こういう分析は27日に投票所に訪れた民心からもそのままに確認された。“ソン・ハッキュ対カン・ジェソプ”という人物構図はそれほど注目されていなかった。代わりに多くの有権者が“政権審判”という言葉を口にした。城南市(ソンナムシ)盆唐区(プンダング)盆唐洞(プンダンドン)第1投票所を訪れたカン・某(39)氏は「底の抜けた樽に水を注ぐように4大河川だけにオールインする政府を審判したくて投票に来た」と言った。同じ投票所で会ったチョ・某(34)氏も「金持ち減税ばかりに熱中する政府に対し、盆唐にも庶民が暮らしているということを見せてやりたくて投票しに出てきた」と言った。

今回の結果は、盆唐乙選挙区の30~40代の会社員らの積極的な投票が作り出したという分析である。 実際、朝から多くの会社員が出勤直前の時間を利用して投票所を訪れる姿が多く目についた。朝6時ちょうどに盆唐区(プンダング)盆唐洞(プンダンドン)第1投票所を訪れたカン・某(39)氏は「職場の同僚たちと、盆唐に住んでいる人は必ず投票してから出勤しようと約束した」と言い「ソン代表に投票した」と耳打ちした。

こうした姿は退勤時間にも同じだった。夕方7時~8時の投票数が1万389票と集計され、“退勤投票”の比率が全投票の12.7%にも達した。

もはや盆唐乙はハンナラ党の縄張りではなくなった。 選挙中盤に危機感を感じた盆唐保守層の一角で「盆唐右派よ団結しよう」というスローガンまで登場したが、威力を発揮することはできなかった。 盆唐区(プンダング)内でもハンナラ党への票の集中が最も強く見られる亭子洞(チョンジャドン)で多くの有権者が投票したにも拘らず、カン前代表は負けてしまった。

盆唐乙の有権者イ・ウォンへ(39)氏は「盆唐右派、団結しようという話を聞いて、旧態依然とした政治に嫌気を感じた“盆唐無派”が一つになったと見る」として「もう左右の理念対決が盆唐では通じないようだ」と話した。
こういう結果が出た理由として“時代錯誤的理念論”が力を失ったという分析が出ている。キム・ホギ延世(ヨンセ)大社会学科教授は「有権者は実生活と関連した政策を打ち出すことを望んでいるのに、季節遅れの理念論で票の決集を訴えたことがかえって逆効果を呼び起こし、浮動層の民心を失ったようだ」と分析した。キム・ジョンイン前民主党議員は「大韓民国国民の85%が理念問題に関心がない。40代以下の有権者に左派とか右派とか突拍子もないことを言うから、ハンナラ党は票を得られないのだ」と主張した。

ソン代表はこれで次期大統領選挙の走者として流れに乗ると見られる。民主党にとって不毛の地に近いところで大差でハンナラ党を抑え、中道層を吸収できる底力を見せたということになるからだ。コ・ソングク政治評論家は「ソン代表でなく他の人が出たとすれば結果が違ったかも知れない。ソン代表が大統領選挙走者として認められたと見るべきだろう」という見解を出した。

ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr
原文: 
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/475313.html 訳A.K