原文入力:2011-04-28午後10:31:47(1682字)
福祉・教育など生活政治 敏感
ツイッターなどで積極的疎通
来年総選挙・大統領選挙 主要変数に
イ・ジウン記者
←昼食のために出てきたソウル、汝矣島の会社員たち. ハンギョレ21 チョン・ヨンイル
MB国政に反対票投じた‘ネクタイ・ハイヒール部隊’
30・40代が帰ってきた。‘ネクタイ・ハイヒール部隊’と呼ばれるこれら世代の帰還は4・27再補欠選挙で克明にあらわれた。来年総選挙・大統領選挙を控え政界は彼らの動きを鋭意注視している。
今回の補欠選投票率を見れば、うごめく30・40代の票心が鮮明だ。国会議員補欠選挙地域3ヶ所の時間帯別投票率を見れば、午前7~9時、昼12~2時、午後6~8時の投票率が全体の半分内外を占めた。三ヶ所の平均投票率が歴代最高(43.5%)を記録したことは若い会社員が出退勤時間と昼休みに集中的に投票に参加したためだ。世論調査機関 リサーチプラスのイム・サンリョル代表は「50代以上の投票率が相対的に固定的である点を考慮すれば、それだけ若年層の投票参加が増えたと見られる」と話した。
‘京畿道の江南’と言われる城南盆唐乙で、ソン・ハクキュ民主党代表が勝利したのは30・40代が主導したという調査結果も出てきた。韓国ギャラップがこの地域で事前世論調査を行い28日に公開した資料によれば、ソン代表は30代で83.9%、40代で58.5%の支持を得た。韓国ギャラップ キム・ジェミン研究員は「ソン代表は与党支持指向が強かった40代でも差を付けた」とし「40代を境界にした‘高与低野’現象(高年齢層は与党、低年齢層は野党支持)が明確だ」と分析した。
30・40代の積極的な投票参加の動きは昨年6・2地方選挙の時から感知されていた。 当時50代と60代の投票率は4年前の地方選挙の時より各々4.1%、1.6%ずつ下がったが、30代は反対に4%以上増加し、40代は0.4%の減少にとどまった。
専門家たちは今年に入ってからの物価高、貸切住宅難などを体験し増幅された国政に対する失望感と反感がこれら世代の帰還を促進したと分析した。キム・ミヒョン東西リサーチ コミュニケーション研究所長は「若年層は社会正義に対し非常に厳格な定規を持っているが、貯蓄銀行不法引き出し事件、不法選挙運動などが彼らを一層積極的に投票場に向かわせたようだ」と話した。
‘486世代’の特性と見る視角もある。現在の40代は1980年代に民主化運動をした世代で、一般的に40代に入るにつれ保守指向を帯びることとは違い、民主主義の価値や福祉に関心が高く、権威主義に対する反感が強い。ユン・ヒウン韓国社会世論研究所調査分析室長は「李明博政府の一方的国政運営方式は40代がポケットに入れておいた民主主義の価値、疎通の価値を再び取り出させた」と話した。ユン室長は「そうした点で今回の補欠選は予告篇だ。30~40代の積極的参加熱気は今後に続きそうだ。来年の総選挙にも政権審判の意味が付与されるならば、このような雰囲気になるだろう」と見通した。
30・40代がツイッターやフェイスブックなど社会関係網サービス(SNS)を主要懸案に対する意見交換の道具として積極的に活用することにより高い投票参加につながったという分析も出ている。イム・サンリョル リサーチプラス代表は 「彼らの投票行動は野党に焦点を合わせたというより反与党的性格を持ったもの」と話した。政府・与党に対する評価の性格はあるが、それがすぐに野党票につながれないことがあるという話だ。イ・チョルヒ民主党戦略企画部委員長は「(政界は)教育、住居など30・40代の関心事に対する解答を提示しなければならない」と話した。イ・ジウン記者 jieuny@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/475475.html 訳J.S