原文入力:2011-04-14午後09:54:12(1558字)
反対より99人多く…過半数には10人不足
学生会 "失敗認定を要求しないだけ、わい曲報道の中断を"
"案件一件に意味が二つ入れられ混乱招いた" 指摘も
パク・ヒョンジョン記者
カイスト学生総会で何があったのか
"在席人員852人、賛成416人、反対317人、棄権119人で賛成が在席人員の過半数に10人足りず否決されました。"
去る13日夜、カイスト(韓国科学技術院)本館前芝生で開かれた非常学生総会に参加した学生たちの間では、意外というつぶやきががもれた。最近4人の学生が相次ぎ自殺して火がついたカイスト事態の解決法を模索するために開校以来初めて招集されたこの日の非常学生総会で議決案件4種の内、2番目の案件である‘競争中心制度改革の失敗認定要求’が否決されたためだ。これについて一部言論では‘学生の半分以上がソ・ナムピョ総長の改革は失敗ではないと考えている’という解釈を出している。他の案件である△学校政策決定に学生代表参加・議決権保障制度化△学生社会統合要求案履行△次期総長選出時、学生投票権保障要求などは圧倒的に可決されたが、なぜ2番目の案件だけが否決されたのだろうか?
まず案件の内容が明確でなかったという反応が多い。非常総会に参加したある学部生(2学年)は「ソ総長の政策で疲労感を感じるが、これを失敗と認定しろとの要求までする必要はないという考えで反対した友人がいる」とし「案件に‘改革失敗’、‘認定要求’等、2つの事案が一緒に含まれていて紛らわしかったようだ」と話した。
もし質問内容を変え‘制度改革は失敗か成功か’または‘根本的な改善が必要か’という式で尋ねたとすれば、違う結果が出たという主張もある。非常総会に参加した別の学部生(3学年)は「認めろとの要求がなかったとすれば可決されただろう」としつつ「マスコミの報道のとおり多数の学生たちがソ総長の政策が失敗ではなかったと思っているならば、他の案件も否決されてこそ当然ではないか」と語った。匿名を要請したある教授も「学生たちが(無駄に)さして重要ではない言葉を入れたようだ」として「事実、2番案件と他の案件に差はない」と話した。実際、3番案件の学生社会統合要求案の細部事項を見れば△差別授業料全面廃止△受講回数制限廃止△全面英語講義方針改正など教育環境改善要求が含まれており、それらは全て可決された。
学生たちの間にはソ総長が主導した改革の失敗を認めることを‘カイストの失敗や名誉失墜’と受け取る情緒がある。また、総長の権威に挑戦することを敬遠する雰囲気もある。これは外部で提起されている総長退陣主張に対する反感につながる。ある大学院生は「実際カイストが所属していた科学技術部が吸収統廃合され、教育科学技術部や他大学などがカイスト揺さぶりに出たのではないかと憂慮している学生もいる」と内部情緒を伝えた。ソ総長の政策の中で良い点もあると考える学生たちが反対票を投じたという分析も出ている。ある学生は「大学評価順位が以前より上がったので、現在の政策方向を維持しなければならないと考える学生たちがいる」と話した。
一方、カイスト総学生会は14日 報道資料を出し「2番案件の否決は学校当局に改革失敗の認定を要求しないことを意味する」として「学生たちが改革失敗を認めていないというわい曲報道を是正しなさい」と要求した。
大田/パク・ヒョンジョン記者 saram@hani.co.kr
原文: 訳J.S