原文入力:2011-03-03 午後07:45:37(1257字)
全国初めての動物福祉型畜産支援
工場式小屋の代わりに遊び回る空間与えて
「家畜自ら免疫力を備えられるように」
チョン・デハ記者
「牛や豚が運動場でボールを蹴って遊ぶ姿を見られるだろうか?」
口蹄疫の流行を引き起こした環境的原因の中の一つに選ばれる「密集飼育」に関連して、全南道が牛や豚などの飼育農場に運動場設置などを支援する条例制定を推進して注目される。
全南道議会は全南道が昨年9月発議した「動物福祉型親環境緑色畜産育成条例制定案」を最近、農林水産委員会に上程して議論を始めたと3日、明らかにした。 地方政府が「親環境」と「動物福祉」を念頭に置いた畜産環境造成を後押ししようと条例制定に出たのは今回が初めてだ。
この条例制定案は、牛と豚のための運動場を設置するように推奨する内容を基本としている。韓牛の繁殖牛、肥育牛を育てる農場には1頭当り5平方メートル、妊娠豚農場には1頭当り1.4平方メートル以上の「運動空間」を作るようにして、農家に各種資材と施設、設置資金などを支援するということだ。
条例が通過すれば、全南道は約3万7000の畜産農家を相手に牛と豚などの運動場を確保するなど放牧畜産をするように後押しする計画だ。現時点では約400農家が放牧畜産をしている。
現在、韓国の農場の豚は大部分、幅60cm、長さ200cmほどのストール(金属枠組み)に閉じ込められ、とても歩き回ることのできないのが実情だ。農林水産食品部の「家畜飼育施設単位面積当たり適正基準」に従っても、韓牛、肉牛の場合、1頭当り必要な畜舎面積は、小牛で2,5平方メートル、肥育牛、繁殖牛は5平方メートルである。ケージ(金網小屋)に生きる産卵鶏は、わずか0.042平方メートルで、A4用紙にも満たない面積だ。
全南道咸平で抗生剤を使わずに豚2600頭を育てるセファ農場のチョン・ゲチョン代表(44)は「畜舎空間に余裕があるよう造り、密集飼育をしていない」として「豚自らの免疫力を高めてこそ、各種病気を防げる」と話した。2006年から親環境畜産が強調されてきた全南地域で農産物品質管理院の「親環境畜産物認証」を受けた農家は2028世帯で、全国の認証農家5500余農家の36%に達する。しかし、動物福祉型飼育システム構築に共感する人々はかなり増えたのに、農家の零細性が常に壁となっていた。
全南道畜産課関係者は「動物本能にあまりにも制約を課して生産性だけを強調する密集飼育システムでは、家畜の病気が発生して当然だ」として「家畜自ら免疫力をつけられるよう、動物福祉型高品質畜産物飼育システムを導入するために条例制定が急務だ」と話した。
チョン・デハ daeha@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/466290.html 訳M.S