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チョン・ジョンファン国土長官‘5億貸切住宅保証金’俎上に

原文入力:2011-02-28午後08:12:27(1816字)
聴聞会時に問題になった高額アパート 結局入居せず
"実居住者用だというのに…貸切住宅大乱の中 5億 賃貸" 批判

パク・スンビン記者

←チョン・ジョンファン国土海洋部長官

チョン・ジョンファン(写真)国土海洋部長官が新たに不動産投機疑惑にまきこまれた。貸切住宅難対策の主務官庁長官である彼は、昨年末に貸切保証金が暴騰しているにも関わらず "深刻な水準ではない。解決を楽観する" という発言で波紋を呼んだが、実際に自身は昨年11月に高額な住宅商店複合アパートを5億ウォンで貸切に出していたことが明らかになった。特にチョン長官は2008年に李明博政府初めての人事聴聞会当時、このアパートに対する投機疑惑を否認し実際に本人が居住する計画だと明らかにした経緯があり、結果的に失言だったという指摘も出ている。

民主労働党カン・キガプ議員は28日、国会対政府質問で「チョン長官は京畿道、山本の自身のそのままにして置き、ソウル、南山麓の大型アパート分譲を受け貸切住宅大乱がたけなわだった昨年11月に5億ウォンの貸切契約を結んだ」とし 「住宅政策の総責任者と言える国土部長官が実居住目的でなく投機用に住宅を購入したことは不適切ではないか」と問い詰めた。

今、京畿道、山本の158㎡(48坪型)アパートに住んでいるチョン長官は、大統領選挙を2日前にした2007年12月17日、ソウル、中区、会賢洞にある195㎡(59坪型)N住宅商店複合アパートを13億3000万ウォン余りで分譲された。このアパートは昨年7月に完工したが、チョン長官は入居はせずに11月に5億ウォンの貸切契約を結んだことが確認された。チョン長官は2008年の人事聴聞会で野党議員らが 「申告した財産が7億8000万ウォンに過ぎないが、どうして13億のアパートの分譲を受けたのか」と投機疑惑を提起し、「少し無理という気もしたが、現在住んでいるアパートなどを処分し都心で暮すつもりだ」 とし、実居住目的だと解明した経緯がある。

聴聞会の時に提起されたチョン長官夫人の土地投機と子供への不法贈与疑惑も再燃している。夫人が2005年に忠南、舒川郡、文山面、文章里に絶対農地が含まれた土地6592㎡(1994坪)を買いとったことと関連して、チョン長官は聴聞会で「退職を控え田舎に行って暮すために購入した」と話し、会賢洞の住宅商店複合アパート買い入れ目的と矛盾するという指摘を受けもした。

また、チョン長官の長男(40)は、職場生活初期の31才(2001年)の時に鍾路区、内需洞のKアパート(124.17㎡、現在の市価10億3000万ウォン)と○オフィステル(37.56㎡、約2億ウォン)を、3男(34)も長男と同じく内需洞のオフィステル(57.8㎡、約3億ウォン)を27才の時に購入したことが明らかになり、論難になった。聴聞会では野党議員らが「二人の子供の就職時期などを考慮すれば贈与疑惑がある」と指摘し、チョン長官は 「銀行貸し出しと本人の預貯金、貸切保証金などで用意した」 と明らかにした。

カン・キガプ議員はチョン長官一家のこういう投機疑惑を再び提起し 「貸切住宅大乱対策準備を求められているにも関わらず、なぜ(チョン長官が)深刻な水準ではないと言ったか これで理解できる」と皮肉った。カン議員は「春の引越しシーズンになれば貸切住宅難がさらに深刻になるはずなのに政府は借家人たちに金を借りて家を買うなり、騰がった住宅保証金を出せとばかり言っている」とし、チョン長官の辞退を要求することもした。

これに対してチョン長官は「都心で暮すつもりで未分譲アパートを購入したが(長官職を引き受けることになり)現在住んでいる山本アパートが果川庁舎に出退勤するのにはるかに便利で、やむをえず貸切に出すことになった」としつつも「結果的に不徳なことになって申し訳ない」と解明した。子供のアパート問題については「聴聞会当時、すでに十分に解明され整理されたこと」と主張した。

パク・ヨンニュル記者 ylpak@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/465777.html 訳J.S