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KORAIL‘事故鉄’KTX・電車 2日間に3度の運行中断

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/465454.html

原文入力:2011-02-25午後09:48:18(1382字)
"ホ・ジュンヨン社長 5千人 人員削減
高速鉄道 2段階開通など 業務急増 過負荷のせい"

ソン・インゴル記者、チョン・ジンシク記者

高速列車(KTX)が再び止まるかと思えば首都圏電車も故障で正常運行できないなど、電車故障・事故が相次ぎ市民の不安感が大きくなっている。
25日午前8時24分、釜山発ソウル行第106号高速列車が京釜高速鉄道 天安・牙山駅~光明駅間の京畿道華城市梅松面の上り線で突然停止した。KORAILはこの列車の熱感知センサーが正常値より高い温度を感知し警報を鳴らしたため機長が運行を中断したと明らかにした。

この高速列車は機長など乗務員が熱感知センサーの設置されている車両と客車を点検した後、43分後の午前9時7分に運行を再開した。この事故で後続の高速列車8台が相次ぎ10~20分ずつ遅延運行し乗客が不便を被った。

先立って去る11日には高速鉄道上り線、光明駅トンネルで釜山を出発し光明駅に向け運行していた第224号高速列車-山川 臨時列車が線路転換機の整備不良により脱線し、京釜高速鉄道 大田~ソウル区間が全面統制されたことがある。高速列車で天安牙山駅からソウル駅に出退勤しているチョン・某(45)氏は「脱線事故後にこの頃 高速列車に乗れば騒音も大きく聞こえるなど不安だが、時間のためにやむを得ず利用している」と話した。

首都圏電車の事故も相次いでいる。25日午前7時20分頃、京畿道、清平駅で春川発ソウル上鳳行 急行電車がギア部分の故障で運行を中断し、23日午前9時20分頃にはソウル発文山行京義線電動車が電気供給装置であるパンタグラフ碍子が割れ電気供給が中断され車両基地へ牽引された。

運行中断など事故・故障が相次いでいることに対し、KORAILの維持・保守関係者は「高速列車便数が増え、高速鉄道2段階開通により業務量は増えたが人材補充がされないため」と指摘した。

高速鉄道2段階路線が昨年11月1日に開通した後、高速鉄道は既存フランス アルストム社が製作したKTX46編成に、昨年3月から韓国ロデムが製作したKTX-山川 19編成が追加され計65編成に増えた。昨年11月から今月10日までの約3ヶ月間に京畿道高陽市の高速鉄道基地などで‘運行中に割れた窓ガラス交換’等、高速列車の修理件数は200件余りを越えていることが分かった。

匿名を要請したあるKORAIL職員は「ホ・ジュンヨンKORAIL社長が就任した後、総人員を5千人余り減らしたために、高速鉄道2段階を開通させながらも必要な人材を採用できなかった」とし「現場勤務者らが過度な業務量に苦しめられている」と話した。

KORAIL高速車両処関係者は「運行を中断しなければならない水準の故障は月平均1~2件であり、最近になって故障や事故が突然増えたわけではない」として「2段階開通をしながら一般列車の運行は減っており人材を再配置した」と解明した。
大田/ソン・インゴル、チョン・ジンシク記者 igsong@hani.co.kr

原文: 訳J.S