原文入力:2011-02-11午後10:25:46(837字)
クォン・ヒョクチョル記者
大統領府を含むソウルなど首都圏上空を防御する陸軍35㎜対空砲火(オリコン)が自らの役割を発揮できず関連軍納入業者などをソウル地方警察庁と共助調査していると11日、国防部が明らかにした。
国防部当局者はこの日「最近、米国のある武器仲介業社の国内輸入代理店がオリコンの胴体を米国から調達するという当初契約とは異なり、お金を節約しようと砲胴を資格のない国内機械製作業者で作りひとまず香港に送った後、再び国内へ逆輸入し軍に納品した事実を摘発した」と話した。オリコンは35㎜砲身2個がついているが、問題になった砲胴は砲身2個を固定・支持する役割をする。スイス製のオリコンは1970年代末から輸入されてきたが、スイス業者が生産を中断し修理部品は米国から取り寄せている。
この当局者は「輸入代理店が納品した一種の‘贋物’砲胴は正式規格品ではなく一線部隊で砲身を結合する過程で大きさが合わず苦労し、機関砲を5000発ほど射撃した後に砲胴を交替しなければならないが、規格未達品でありそれよりはるか以前に砲胴が亀裂・破損した」と話した。
現在の陸軍が保有したオリコン36門に必要な砲胴72ヶ中 半分を越える49ヶがこういう方式で納品された不良品であり射撃訓練の際に亀裂等の問題が発生したと伝えられた。
国防部は首都圏対空防御網はオリコンだけでなく、20㎜機関砲バルカン、30㎜機関砲2門を搭載した自走対空砲である飛虎、短距離地対空ミサイルの天馬などの多くの段階から構成されているので、一部オリコンに問題があっても対空防御網の空白はないと説明した。
クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr
原文: 訳J.S