原文入力:2011-01-29午前09:27:26(1802字)
ナム・ギチュン西部地検長 辞表
令状 相次ぎ棄却された頃 "権力捜査より難しい" 吐露
法務部の韓火捜査 不満確認し人事前に辞職
キム・ナムイル記者、ファン・チュンファ記者
昨年9月、ソウル西部地検が韓火グループ秘密資金疑惑捜査に着手した時、言論は ‘小さな中央捜査部’ 等の表現を動員しナム・ギチュン(写真)地検長など捜査ラインを特別に褒め称えた。その年10月、ソウル西部地検が泰光グループ秘密資金疑惑捜査を開始するや雰囲気はより一層熱くなった。
だが、昨年12月初め、韓火グループの財務責任者で数千億ウォンの秘密資金を作った疑惑を受けたホン・ドンオク麗川NCC社長に対する拘束令状が棄却されるや雰囲気は急反転した。言論は‘負けん気捜査’、‘ホコリ叩き式捜査’ として捜査チームを圧迫した。裁判所が韓火側核心被疑者らの令状を繰り返し棄却し、検察捜査も‘本領’よりは周辺を圧迫する方式で進行された。硬骨に分類されるナム地検長の ‘荒々しい捜査方式’ も新たに俎上に上がることもした。
当事者である韓火はもちろん、検察の勢いに静まっていた財界も 「経済を考えなさい」 として加勢した。 同病相憐に ‘同業者救い’ に出たわけだ。ナム地検長は当時、ソウル西部地検内部通信網に長文の文を載せ "不良捜査と決め付け、その原因を誤った検察人事に押し付けることは論理の飛躍だ。 生きている権力に対する捜査より生きている財閥に対する捜査が一層難しい" として強い不満を示した。
キム会長が3回目に召還された後から法務部がナム地検長を強く負担に思っているという話が出始めた。 こういう気流が大統領府の意中と関係がなくはないという慎重な観測も出てきた。 ナム地検長は当時、親しい先輩に辞職の可能性をもらしていたことが分かった。 そうするうちに、ついに法務部が乗り出した。 検察関係者は28日 「法務部が27日夕方、ナム地検長に今回の高等検察庁長人事の時(一線地検長から)外すと通知したと理解している」 として「法務部がナム地検長に強い不満を持っていた。 結局、韓火のためではないだろうか」 と話した。こういう情況のために法務部の ‘固い意志’ を確認したナム地検長が、翌日の人事に対する不満として映らないようにするため先に辞表を出したという話が出ている。
ナム地検長が辞職した後、検察内では法務部などに向けられた不満の声があふれた。 財閥捜査でよくある ‘外圧’ を止められなかったとのことだ。 検察の別の関係者は 「複雑化する企業犯罪と難しくなる裁判所の令状実質審査を考慮する時 ‘患部だけをえぐり取れ’ という注文は、捜査現場をよく知らずに言う言葉」 と語った。 また別の関係者は「棄却された令状を再請求することを ‘意地っぱり’、‘強情だ’ という形で見るならば捜査することはできない。捜査チームが財閥の攻撃に直接さらされ結局、こうしたことが起きたようだ」 として残念がった。
ナム地検長をよく知っている検察出身要人は「不拘束起訴をしても裁判になれば無罪にはなりにくい内容があるように見える。 長い目で見れば良かったと思うが残念だ」と話した。
■ナム・ギチュンは誰?
検察内の代表的硬骨検事との評価を受けている。最高検察庁中央捜査1課長であった2003~2004年、不法大統領選挙戦資金捜査当時、執権勢力の盧武鉉大統領側捜査を受け持ち現職大統領の最側近であるアン・ヒジョン現忠南知事とヨ・テクス当時大統領府行政官を拘束し、明洞私債市場を洗い三星グループの無記名債権などを捜し出した。ナム地検長と司法試験・検察同期のキム・ヨンチョル弁護士が<三星を考える>で 「三星からわいろを受けとらなかった検事」として挙げた人も彼だ。 蔚山地検長だった昨年にはハンナラ党の票田である蔚山で6・2地方選挙に出ようとしていたハンナラ党の有力公認候補らを大量に起訴することもした。
キム・ナムイル、ファン・チュンファ記者 namfic@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/461291.html 訳J.S