原文入力:2011-01-28午後07:58:53(1085字)
国連食料農業機構 声明
アジア国 ワクチン接種 勧告
イ・ポニョン記者
韓国の口蹄疫波動に対し国連食料農業機構(FAO)が「前例のない事態」 として憂慮を表明するなど、韓国の口蹄疫問題が国際的心配事に浮上している。
国連食料農業機構は27日(現地時間) 「韓国の口蹄疫発病規模は少なくとも去る50年間に見られなかった水準」とし、アジア各国が口蹄疫対応に格別の努力を傾けなければならないという内容の声明を発表した。 食料農業機構は韓国で家畜220万匹が殺処分され16億ドル(約1兆7800億ウォン)の費用がかかったとし、 「口蹄疫対応と監視が極度に重要になった」 と明らかにした。食料農業機構は韓国などで陰暦正月の大規模人口移動がウイルスを一層拡散される可能性があると憂慮した。
また、食料農業機構は「中国から広がった口蹄疫が、最近ロシア東部とモンゴルにも広がり、アジア防疫当局は口蹄疫の発病を徹底的に把握し速かに適切な対応をしなければならない」 として家畜ワクチン接種を薦めた。しかし、北韓の口蹄疫発病の便りはまだ現地役人たちが公式に確認していない状態と付け加えた。
韓国の口蹄疫大流行は米国の豚肉値段も高めている。 <ブルームバーグニュース>は27日、米国、シカゴ商品取引所で4月引き渡し分豚肉1ポンド(約453g)価格が92.125セント(約1027ウォン)で、1986年5月以後24年ぶりの最高値を記録したと報道した。 この取引所の豚肉価格は去る1年間に31%上昇した。
シカゴ商品取引所の取引者らは韓国での需要増加が価格上昇期待を高めていると話した。最も最近の統計値である米国の昨年11月豚肉輸出量は18万4227tで2008年6月以後の最大を記録した。 シカゴ商品取引所の4月引き渡し分牛肉価格も去る1年間で26%上がった。
一方、旧正月連休期間(2月1～6日)仁川空港国際線利用客が去年の旧正月より13.9%多い58万8902人と暫定集計され、口蹄疫ウイルスの国際的拡散の可能性が高いという指摘が出ている。特に口蹄疫発生地域である東南アジア路線の予約率は99%に達しており、口蹄疫対処をより一層難しくさせるものと見られる。 イ・ポニョン記者 ebon＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
