原文入力:2011-01-21午後11:34:48(1023字)
ファン・ジュンボム記者
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大統領府は21日、三湖ジュエリー号船員救出の成功に大きく鼓舞された。李明博(写真)大統領は直接テレビカメラの前に立ち‘1報’を知らせ、参謀らは作戦命令を下したイ大統領の‘苦悩を伴う決断’を強調した。
イ大統領はこの日、国防部公式ブリーフィング直前の午後3時30分、大統領府春秋館(記者会見場)でテレビ生中継を通じ 「わが軍がたった今、ソマリア海賊に拉致された我が国船員8人を含む三湖ジュエリー号船員21人全員を無事に救出したことを報告申し上げる」と発表した。イ大統領は特に「私は昨日(20日)午後5時12分、国防部長官に人質救出作戦を命令した」と直接明らかにし、「私たちに最も重要なことは大韓民国国民の生命と安全」と強調した。
キム・ヒジョン大統領府報道官は、イ大統領談話に関して「我が国民を徹底的に保護し、軍の完ぺきな作戦をねぎらう意味で参謀らが建議し、イ大統領が受け入れて行われた」と説明した。
大統領府参謀らは2~3日前まで 「作戦は現地部隊が判断して進行するものであり、大統領府は結果報告を受けるだけ」としながら慎重な態度を示していたが、作戦が成功的に終わるや大統領を前面に浮き彫りにした。
キム スポークスマンは「イ大統領は三湖ジュエリー号拉致事件発生後、一日も欠かさず国家危機管理室を訪問し状況報告を受け、数日間 悩んだあげく、これ以上遅滞してはならないという判断をし20日午後に作戦命令を下した」と明らかにした。
イ大統領は今回の事件と関連し、当初から「いかなる人命被害があってもならない。合わせて海賊とは妥協しないという先例を今回作らなければならない」 と強調したとキム スポークスマンは伝えた。大統領府は今回のことを契機に軍の士気が上がり軍改革にも弾みがつくと期待している。
しかし大統領府内では「大統領が直接談話を発表しなくとも、国民は大統領の指示で救出作戦がなされ、軍が良くやったという点を分かるはずなのに…」と惜しがる声も出てきた。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/460012.html 訳J.S