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民主、MBの福祉批判に "特権助長" 直撃弾

原文入力:2011-01-18午前08:59:42(1426字)
‘ポピュリズム’発言に反撃に出る
オ・セフンへも‘大統領選挙賭け’非難
普遍福祉 特委構成 素早い動き

イ・セヨン記者

← "ポピュリズム?" ソン・ハクキュ民主党代表が17日午前、ソウル永登浦の党事務所で開かれた最高委員会議で「無償給食と無償医療、無償保育は積善を施そうというのではなく、人間らしく生きられる社会システムを作ろうということ」と話している。右側はパク・チウォン院内代表。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr

民主党が連日続く政府与党の‘福祉ポピュリズム’攻勢に対抗し17日、李明博大統領とオ・セフン ソウル市長を狙い撃ちした。攻勢を主導する核心戦力を打撃しようという戦略だ。民主党は福祉関連特別委も設け、普遍福祉論の中身を充実させて行くことにした。

ソン・ハクキュ代表はこの日の最高委員会で‘大企業グループの孫たちは食費を無料にしてあげるといえばむしろ怒るだろう’として民主党の無償給食政策を‘選挙狙いのポピュリズム’と批判したイ大統領の14日の発言に対して「富裕層の特権意識を助長する発言」と逆攻勢した。野党圏の普遍福祉をポピュリズムと規定すること自体が大統領自ら根強い‘差別と特権意識’に染まっていることを示すものという論理だ。ソン代表は「こういう特権意識を大統領が自ら助長するならば、貧しい家の子供たちはどんな気持ちがするか」として「いくら批判を自制しようと言っても大統領のこういう哲学は本当に問題」と直撃弾を飛ばした。ソン代表は続けて 「(執権層がこういう意識をしているので)私たちの社会が差別と特権のない新しい社会に変わらなければならないということ」とし「差別と特権が幅をきかす旧時代を終わらせ、新しい社会に出て行こうと思うことが来年の政権交替の目標」と強調した。

ソウル市議会の無償給食予算案通過に対抗し住民投票カードを持ち出したオ・セフン ソウル市長に対しても集中砲火を浴びせた。イ・インヨン最高委員はオ市長の住民投票回付要求を‘住民投票法に違反した職権乱用’と規定した後、「住民投票発議のためにソウル市党組織を動員し住民43万人の署名を集めるということはソウル市民を党利党略的政治的賭けに動員するということ」と批判した。パク・ジュソン最高委員も「オ市長が行っている福祉戦争はとうてい見過ごすことのできない大統領選挙への賭け」とし「ソウル市民を扇動し住民投票を強行するならばオ市長に対する住民リコール運動を行うだろう」と話した。

最高委はこの日、福祉関連党特別機構を近く構成することにした。ソン代表は「今後、住居福祉・教育福祉など普遍的福祉をより一層拡大していく」としながら「これを具体的に遂行し今後 政策を補完するためにまもなく普遍的福祉政策に対する特別対策委員会を構成する予定」と明らかにした。委員長には数回にわたり特別委構成を促したチョン・ドンヨン最高委員が強い意志を示しているなかで、最高委員中で唯一、特別委委員長を引き受けていないチョン・セギュン最高委員も代案として議論されている。

イ・セヨン記者 monad@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/459247.html 訳J.S