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口蹄疫 疲労 加重…死亡・負傷事故 相次ぐ

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/458849.html

原文入力:2011-01-14午後10:31:20(1518字)
防疫・ワクチン作業に出て交通事故・指切断
京畿公務員 42人 負傷…埋められた家畜 161万頭に

パク・イムグン記者

全北、金堤市、金溝面、玉盛里、サドン村の里長 ハン・ジェス(61)氏は去る12日午前9時頃、隣のキム・某氏の畜舎に行った。口蹄疫予防薬(ワクチン)接種を手伝うためだった。彼がロープで牛を縛って押さえ主人のキム氏がワクチンを置いた。 牛を固定する柵があれば作業がやさしかったはずだが現場にはなかった。牛60頭余りの内の半数ほどに接種を終えた午前10時45分頃、うっかりハン氏の左手親指が切断された。左手で掴んでいた綱を離してしまい事故がおきた。全州の病院に運ばれ接合手術を受けた。面長が「入退院証明書を提出すれば里長たちが団体で加入している障害保険の処理を受けることができる」と話したが、ハン氏の夫人はため息を吐いた。

口蹄疫事態が14日で47日目を迎え防疫作業とワクチン接種に出た農民や公務員たちが疲労の累積や交通事故などで命を失ったり指が切られるなど人命被害事故が各地で相次いでいる。

慶北では防疫に出た公務員2人が亡くなり、20人余りが負傷した。昨年12月1日慶北、安東市、禄転面の防疫警戒所で仕事をして脳出血で倒れたクム・某(49・安東市 行政7級)氏が1週間後に亡くなった。同月28日には英陽郡、笠岩面の防疫警戒所でキム・ギョンソン(37・英陽郡,施設8級)氏が砂を撒くために貨物車を運転し凍結した路面のために貨物車が滑り転倒し亡くなった。安東市の女性職員(32・行政7級)は防除作業の物品支援をしていいたが先月6日、病院で流産した。14日にも先月から防疫警戒所勤務に動員された聞慶市の公務員チャン・某(42)氏が就寝語に起きた脳出血で目覚めることができず病院で脳の手術を受けたが意識不明状態だ。

京畿地域では殺処分の際に牛に突かれたり豚を捕まえようとして倒れるなど公務員の負傷者だけで42人にのぼる。先月21日、坡州市、積城面でキム・某(7級)氏が電気モーターで作動する防疫機械を点検している際に右手が引き込まれ人差し指が切断された。去る11日夜、龍仁市、処仁区、陽智面の道路では口蹄疫状況室非常勤務を終え帰宅した車両が転倒しキム・某(48)氏など龍仁市公務員5人が負傷した。京畿道防疫対策本部関係者は「長期間にわたる作業で疲労した公務員たちが主に負傷に遭っている」と話した。

全北道畜産衛生研究所職員シン・ドンス(46)氏の場合、去る11日に牡牛に蹴られ左側膝靭帯が破裂した。この日、茂朱郡では獣医師チョン・某氏がワクチン接種奉仕をしていて額が裂ける負傷を負った。ノ・ヨンウン全北道畜産課長は 「農林水産食品部が緊急防疫費予算で接種参加者対象の‘農業人安全共済保険’に加入するようにしろとの公文書を14日 送ってきた」と話した。

13~14日、口蹄疫追加発生は2件に止まったが、公式発生件数として捉えない危険地域では一日10件以上 発生していると農食品部側が明らかにした。埋没牛・豚は毎日10万匹ほどずつ急増しており、14日現在で161万5031頭に達した。鳥インフルエンザ(AI)は全南地域鴨農家に集中的に広がり、この日までに鶏・鴨など351万5428羽が埋没された。全週城南、大邱/パク・イムグン、キム・ギソン、パク・ジュヒ記者 pik007@hani.co.kr

原文: 訳J.S