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4大河川 速度戦で…文化財発掘‘酷寒 強行’

原文入力:2011-01-07午後08:04:00(1215字)
楊坪 両水頭など事業地20ヶ所余りで拙速調査
"土が凍って掘りにくく 遺跡き損危険 高い" 批判

パク・ギョンマン記者

←4大河川事業漢江1工区事業対象地である京畿楊平郡、楊西面、両水頭に対する文化財試掘調査が零下10度前後の酷寒の中で去る4日進められた。

京畿北部地域に10日連続で寒波特報が下され全国が酷寒と大雪でかちかちに凍りついた中で、4大河川事業対象地20ヶ所余りで文化財試掘(示範発掘)調査が進行しており論難をかもしている。
7日、文化財庁と京畿道、八堂農民などの話を総合すれば、ソウル国土管理庁と文化財庁は文化財調査専門機関である民族文化遺産研究院に依頼し先月20日から4大河川事業漢江1工区事業用地である京畿楊平郡、両水頭に対する文化財試掘調査をしている。

キム・ギテ民族文化遺産研究院調査研究室長は「2009年2~4月に4大河川事業漢江圏域両水頭地区の文化財地表調査をした結果、青銅器~朝鮮時代に至る多様な遺物が収拾され、4大河川工事を控えて標本試掘調査の依頼を受けた」と話した。民族文化遺産研究院は先月出した‘発掘調査計画書’で、「両水地区は1972年八堂ダム水没地区遺跡発掘調査で5基の支石墓が発見されており、韓国土地公社博物館と京畿文化財研究院、成均館大の調査でも青銅器~原三国時代の住居地をはじめとする各種遺構と遺物が確認された」と明らかにした。

これに対して文化財専門家らと野党圏では「4大河川事業速度戦に押され文化財調査が形式的で拙速に進行されている」とし「冬季の文化財発掘作業を直ちに中断しなければならない」と話した。ファン・ビョンウ文化遺産政策研究所長は「発掘調査をしようとすれば土地を5~7m 掘らなければならないが、冬には土が凍って掘りにくく、遺跡・遺構のき損危険が高く発掘しないことが原則」とし「特に両水頭のように遺跡が多く分布した地域は土地が溶ける4月以後に標本調査ではなく全地域の詳細な調査を行わなければならない」と主張した。 チェ・ムンスン民主党議員は「文化財庁は2009年に実施した4大河川文化財地表調査で水中調査を省略したまま45日で拙速に終えた」とし「地表調査機関が‘発掘調査’意見を出した漢江15ヶ所、洛東江19ヶ所など42ヶ所に対しても低い段階の‘標本試掘調査’することにした」と話した。これに対し、文化財庁関係者は「調査時期は調査専門機関が自主判断して決めたこと」としつつ「標本試掘調査を通じて住居跡地など遺物が確認されれば全面調査を行う予定」と弁明した。

南揚州/文・写真 パク・ギョンマン記者 mania@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/457750.html 訳J.S