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‘チョン・ドンギ候補 否定論’与党内部にも拡散

原文入力:2011-01-07午後09:36:06(1547字)
民本21 "憲法精神に符合しない不適切人事"
首都圏議員ら "有権者たち票で審判" 怨念の声 高まる

ソン・ヨンチョル記者

←チョン・ドンギ監査院長候補者が6日午後、候補者事務室があるソウル、鍾路区、通義洞の金融監督院別館で車から降りている。 イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr

 "人事聴聞会通過が容易ではないだろう。(大統領府民政首席時期)民間人不法査察の主務責任者ではなかったか。"(ある最高委員)ハンナラ党でチョン・ドンギ監査院長候補者が人事聴聞会の通過は難しいだろうという悲観論が広がっている。初当選議員の集いである民本21は7日、大統領府のチョン・ドンギ監査院長候補者指名と関連して「憲法精神に符合しない不適切な人事」とする意見をまとめた。この集いである一部議員は「チョン候補者はだめだという声明を直ちに出そう」と主張したという。アン・ヒョンファン スポークスマンでさえこの日<平和放送>ラジオに出演し 「民政首席を務めて監査院長に任命された問題を徹底的に確かめてみなければならない」と話した。

議員らの間では「必ずチョン・ドンギでなければならなかったのか」という怨念の声が多い。ソウルのある初当選議員は「長考の末に悪手を打つというが、これのことか。3ヶ月を超えて監査院長なしで過ごしたが、しないほうがマシな人事になった」として「なぜ側近を座らせ監査院を政治的にわい曲させるのか。今、国家情報院長の人事をしているのか」と嘆いた。

チョン・ドンギ候補者に対する拒否感がハンナラ党内で急速に広がっているのは民心が尋常でないという危機感のためだ。予算案単独強行処理とアン・サンス代表の魔法瓶、自然産説話のせいで冷たい放題に冷たくなった民心を‘前官礼遇を受けた大統領側近監査院長候補者’がより一層凍りつかせているということだ。

その中でも首都圏議員たちが感じる体感温度はさらに深刻だ。ソウルのある初当選議員は「この頃、有権者たちはまるでものを言わない。チョン候補者のような人事を見て心に封じ込めておき、票で一気に審判する」として「チョン候補者が聴聞会通過できなければそれまでだが、来年4月の総選挙で票で審判を受けるのは我々 与党議員たち」と話した。ソウルのまた別の初当選議員も「政府与党の一員として人事の責任と結果を共有しなければならないが、本当に心配」と話した。

チョン候補者が2007年大統領選挙当時、最高検察庁次長として李明博候補のBBK,道谷洞土地 無嫌疑結論を指揮し、民政首席時には民間人不法査察介入疑惑を受けた‘前歴’も与党議員には困惑せざるを得ない内容だ。李明博大統領の道徳性問題が人事聴聞会で再び俎上に上がりかねないためだ。嶺南のある初当選議員は「しばらく静かだった問題が再び火が点くことになった」として「大統領府がこういう判断をできなかったのか疑問」と話した。釜山のある初当選議員も「過ぎ去った色々な問題がブーメランのように戻って繰ることになった」と話した。

聴聞会過程で世論が悪化すれば党指導部が未練を持たずにチョン候補者を放棄するだろうという展望が出ている。ある最高委員は「指導部が新年に入り‘党中心論’を叫んでいる状況で、党内外の民心が背を向ければ大統領府にチョン候補者をあきらめろと要求する可能性がある」と話した。

ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/457831.html 訳J.S