原文入力:2009-02-11午後07:44:08
[国会緊急懸案質疑から]
死を呼んだ鎮圧かばって死亡者過激性浮き彫りに
質問申請しない議員に‘参加指示’まで下ろす
ソン・ホジン記者
ソウル,龍山区,漢江路2街撤去民死亡事故現場の目隠し幕に20日午後市民たちが犠牲者を追慕してさしておいた菊の花と政府の強硬鎮圧を非難するカードが置かれている。イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr
龍山惨事を扱った11日の国会緊急懸案質問でハンナラ党議員らは亡くなった方と撤去民たちを‘自殺テロ’,‘癌のような集団’,‘反国家勢力’等と名前をつけた。ハンナラ党は保守的色彩が強い議員を質問者に配置し全国撤去民連合会(全撤連)が割り込んだ不法暴力示威が事故の原因であり警察は“やるべき仕事をやった”と死まで呼んだ鎮圧を積極的にかばった。
初めての質問者として出たイ・インギ ハンナラ党議員はシンナーに火炎瓶が落ち火災が起こったという検察捜査結果に言及して「皆一緒に死のうというアルカイダ式自殺爆弾テロと同じではないか」と死亡者たちの過激性を際立たせた。イ議員は「警察が不法示威,人質犯鎮圧・検挙時、自殺爆弾テロまで予想するならば(それで作戦をしなければ)いかなる場合にも犯人を鎮圧・検挙できない」としてキム・ギョンハン法務部長官に「公権力確立意志を明らかにしなさい」と注文した。
バトンを受け継いだ同党チャン・ジェウォン議員は‘全撤連’を狙い撃ちにした。彼は「熟練した暴力専門集団の全撤連が奇襲占拠し車両と通行人に無差別暴力を行使した。反国家勢力の不法暴力団による悲劇」と話した。彼は「こういう癌のような集団を根絶していたならばこういう事態は起きなかっただろう」と声に力を込めた。チャン議員はハン・スンス国務総理を呼び出し「キム・ソクキ警察庁長官内定者の辞意を受け入れるならば所信がある警察高級幹部を失うことになる」として辞退返還を要請した。
イ・ハンソン ハンナラ党議員も撤去民たちの絶叫を‘テロ’と定義することに力を加えた。彼はキム・ギョンハン長官に「火炎瓶と塩酸を投げることが国語辞典上テロか」と尋ねキム長官は「正確にはテロに該当すると見にくい点もあるが暴力様相で似た面はある」として調子を合わせた。イ議員は最初から「私たちの社会は自由を十分に保障する面がある。群がって駄々をこねる街頭示威に身震いする」として政府に強力な法秩序確立を要求した。
同党シン・ジホ議員も加勢した。シン議員は「全撤連が介入した暴力闘争で人が多く死にケガもした」として「全撤連が猛烈闘争で耳目を集中させるのを今回も再現した」と話した。シン議員は引き続きハン総理に「大統領府の一部首席がキム・ソクキ庁長辞退を誘導した。問題を起こした首席の問責を建議するつもりはないのか」として「キム庁長が辞退した今日は公権力が死んだ日」としながらキム庁長の‘辞退’を惜しんだ。
ハンナラ党関係者は「シン・ジホ,チャン・ジェウォン議員は当初質問者として申請をしなかったが、指導部で参加しろと指示した」として「全撤連の暴力性と警察鎮圧の正当性を強調することが今回の質問の戦略だった」と伝えた。
ソン・ホジン記者dmzsong@hani.co.kr