原文入力:2011-01-03午後08:06:52(1252字)
保健社会研究院 報告書…2009年基準
月100万ウォン 私教育費 比重23%で最大… "貧困悪循環 憂慮"
キム・ソヨン記者
←出生から大卒まで…養育費 2億6204万ウォン
子供1人を産み大学まで卒業させるのにかかる総養育費用が2億6000万ウォンに達するという研究結果が出た。全体養育費用の中で私教育費が約23%を占め、最も大きな比重を占めていることが明らかになった。
韓国保健社会研究院キム・スングォン先任研究委員は3日‘韓国人の子供養育責任限界と養育費支出実態’報告書で2009年基準で出生後から大学卒業まで22年間に子供1人にかかる総養育費用が2億6204万4000ウォンと把握されたと明らかにした。子供1人当り総養育費用は去る2003年調査では1億9870万ウォン、2006年には2億3200万ウォンだった。
養育期間別に見れば、嬰児期(0~2才)3年間の養育費は2466万ウォン、幼児期(3~5才)の養育費は2937万6000ウォンと各々調査された。小学校6年間にかかるお金は6300万ウォン、中学校 3535万2000ウォン、高等学校は4154万4000ウォンと調査された。4年制大学生の4年間に支出されるお金は6811万2000ウォンで比重が最も大きかった。今回の養育費計算には休学と再修、語学研修などは考慮されていない。
月平均子供養育費用は嬰児68万5000ウォン、乳児81万6000ウォン、小学生87万5000ウォン、中学生98万2000ウォン、高校生115万4000ウォン、大学生141万9000ウォンと調査された。
項目別月平均支出比重は年齢により違いが生じた。出生直後の3年間は食料品費が月平均12万2000ウォンで最も多かったが、小・中・高校期間には私教育費が各々28万6000ウォン、34万1000ウォン、33万5000ウォンで最も大きな比重を占めた。大学生は月平均授業料が54万1000ウォンで、最も多く支出される項目に挙げられた。教育費だけを別に分析すれば、全体養育費用の中で約38.3%を占めることが明らかになった。子供1人当りに支出される月平均養育費は100万9000ウォンだが、この内、私教育費が23万ウォンで比重が最も大きく、公教育費は15万3000ウォンと調査された。
今回の調査は‘全国出産力および家族保健福祉実態調査’資料から15~59才の既婚世帯の内、子供がいる世帯を対象に分析したものだ。キム委員は「子供の養育費用負担が大きいのは低出産の直接的な原因になるだけでなく‘出発での不平等’を作り、結局 貧困の悪循環につながる可能性が大きい」と話した。
キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/rights/457018.html 訳J.S