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‘一ヶ月 75万ウォン・昼食代 9千ウォン’労組作ったと…

原文入力:2011-01-03午後08:09:15(1150字)
弘益大も清掃労働者契約 解約
"再び働く日まで" 占拠籠城

チョン・チョンフィ記者

←弘益大美化・保安・施設用役労働者たちが3日午前、ソウル、麻浦区、上水洞の弘益大文献館6階総長室前で解雇撤回と総長面談を要求し占拠籠城している。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

外国為替危機直後の1998年からソウル、麻浦区の弘益大で清掃の仕事をしてきたイム・某(61)氏は3日、新年初出勤を大学総長室にした。清掃ではなく占拠籠城するためだ。そのような立場の‘同志’ 140人余りが行動を共にした。

イム氏は12年間、人文大があるC棟6階の講義室と教授室、学生会室、化粧室清掃業務を引き受けてきた。朝8時に出勤し午後6時に退勤するまで 「自分なりにやりがいを持って働いてきた」と言う。だが、学校側から受けた処遇は残念なことこの上なかった。どのように計算をしたのか、1ヶ月の昼食代はたかだか9000ウォンに過ぎず、昼休みには階段下の控室などで家から持ってきたおかずなどでご飯を食べたが、それさえも学校管理者から「においがする」という非難を聞かなければならなかった。先月あれこれ控除されて受け取った月給は75万余ウォンだった。

こらえきれずに去る12月初め、学校警備員と施設職員らが集まって労働組合を結成した。学校は数日後にこれらが所属した用役業者との再契約の時に契約解約を宣言した。非正規職労働者にとって契約解除は解雇を意味する。清掃・施設・警備業務などを受け持ってきた170人余りの50~60代労働者たちはまさに路頭に座り込むことになった。今までは業者が変わっても雇用継承がなされた。今年違う点といえば労組が作られたことだけだ。イム氏は「学校が私たちを再び仕事をできるようにするまでは占拠籠城を解くことはできない」と話した。

清掃用役問題でもめている学校は他にもある。ソウル、中区の東国大でも契約解約された80人余りの清掃用役労働者たちが雇用継承を要求し先月29日から本館占拠籠城に入り、去る2日に新しい業者が既存労働者を新規採用形式で雇用することにして籠城を解いた。昨年6月にはソウル、城北区の同徳女子大でも清掃労働者たちの雇用継承を巡り葛藤がもたらされた経緯がある。労働者たちを使い捨て消耗品のように使い捨てることが蔚山の自動車工場でもソウルの大学でも絶えず起きている。

チョン・チョンフィ記者 symbio@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/457029.html 訳J.S