原文入力:2010-12-15午前09:26:39(920字)
裁判所 "証拠隠滅・逃走憂慮ない"
ノ・ヒョンウン記者
検察が北韓の延坪島砲撃と関連して流言飛語をまき散らした疑惑で再請求した拘束令状が裁判所で再び棄却された。
ソウル中央地裁シン・クァンニョル令状専門担当部長判事は14日、ソウル中央地検先端犯罪捜査2部(部長 キム・ヨンデ)がインターネット等を通じて虚偽事実を流布した疑惑(電気通信基本法違反)で再請求したシン・某(47)氏の拘束令状を棄却した。シン部長判事はシン氏に対しこの日、拘束前被疑者尋問(令状 実質審査)を行った後、検察が請求した令状を棄却し 「証拠隠滅と逃走の憂慮がない」と明らかにした。
これに先立ち検察は先月29日、シン氏の拘束令状を請求したが当時 裁判所は 「逃走と証拠隠滅の憂慮がなく、実質的な被害が生じたと見ることも難しい」とし、これを棄却した経緯がある。しかし以後、招集されたソウル中央地検の検察市民委員会が拘束令状を再請求しろとの意見を出し、検察は去る10日にシン氏の拘束令状を再請求した。
シン氏は先月26日、あるインターネット ポータル サイトに‘外信を総合してみれば、韓国が先に北側海域に砲撃し北韓が大砲を撃ったが戦争用爆弾ではなく火炎弾を撃ち被害を極小化したので、韓国住民たちは北韓に有り難く思わなければならない’などの内容を書いた文 2件をあげた疑惑を受けている。シン氏は‘天安艦爆沈事件’に対しても流言飛語をまき散らした疑惑で不拘束起訴され裁判を受けている。
検察市民委員会は去る8月‘スポンサー検事’波紋が生じた後、検察の起訴・拘束可否に対する裁量権を牽制するための制度として導入された。一般市民など9人の委員で構成されたこの委員会は、検事が重要事件に対して起訴・不起訴、拘束令状再請求などを決める時に事前審議を引き受け意見を出す。
ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr
原文: 訳J.S