原文入力:2010-12-27午後09:09:47(837字)
対北韓メディア報道… "鉄道大破、不満勢力の仕業かも"
ソン・ウォンジェ記者
金正恩 北韓労働党中央軍事委員会副委員長の誕生日(1月8日)‘プレゼント’を積んだ列車が最近、平安北道、新義州駅を出発した直後に脱線したと対北韓短波ラジオ<開かれた北韓放送>が27日 平安北道国家安全保衛部消息筋を引用して伝えた。
この消息筋は「去る11日頃、新義州を離れ平壌へ向かった貨物列車が(15km程度離れた)塩州駅と東林駅の間で脱線し保衛部に非常招集がかけられた」とし 「北韓の鉄道は老朽化しているが鉄道が大破した点から推測して今回の事故は列車通過時間に合わせ事故地点の線路を意識的に毀損したようだ」と<開かれた北韓放送>に話した。
この消息筋は‘全体40余両中、脱線した8両には金正恩の誕生日を祝うのに使うための時計、TVなどが大量に積まれていたようだ’とし 「保衛部も金正恩後継に不満を抱いた勢力の仕業と見て捜査を行っている」と付け加えた。
政府消息筋は「列車事故があったという諜報はあるが、列車に積まれた内容物が何か等は確認されていない」と話した。
北側は金日成主席と金正日国防委員長の誕生日を‘国家的名節’に指定し、主に中国から持ってきた高級時計やTVなどを党・軍・内閣の幹部に贈り物として配っている。北側は今年、金正恩副委員長の誕生日も国家記念日に指定したと国家情報院傘下の国家安保戦略研究所が明らかにした経緯がある。しかし最近、日本と中国で手に入れた来年度用北韓カレンダーには金正恩誕生日が公休日や国家名節として表示されていないことが明らかになっている。
ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr
原文: 訳J.S