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延坪島砲撃訓練 内容と変数整理 砲戦力 60~70% 参加 1千余発 射撃

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/454588.html

原文入力:2010-12-19午後07:48:16(1163字)

着弾点・北側状況 確認に天気重要

クォン・ヒョクチョル記者

国連安全保障理事会が19日に緊急招集されるなど延坪島射撃訓練が国際安保戦略問題に浮び上がったが、K-9自走砲訓練内容だけを見れば大隊戦術訓練評価(ATT)に備える砲兵中隊級訓練だ。中隊単位の戦術訓練が東北アジア情勢を揺るがしているわけだ。

軍関係者は19日 「延坪島射撃訓練の目的はK-9自走砲を運用する砲兵中隊の戦術訓練評価射撃と水準維持」 と話した。 軍当局の訓練計画を見れば、延坪部隊砲戦力の30~40%は射撃訓練に参加せず北韓の挑発に備えて射撃態勢を維持したまま砲口を北側海岸砲陣地に向け、60~70%の砲戦力が射撃を行う。

K-9射撃訓練は概略午前10時頃に始め、装備点検など射撃準備、評価射撃、修正任務射撃、仕上げ射撃、安全確認など戦場整理順に午後3~4時ごろには終えられる。

海兵隊は延坪島西南側海上横40km、縦20kmの海域にK-9自走砲射撃訓練だけでなく155mm砲、105mm砲、バルカン砲、迫撃砲などの一斉打撃(TOT)式で1000余発を射撃する計画だ。 ‘一斉打撃’は多数の大砲が特定地点に多くの砲弾を同時に弾着させる砲兵訓練だ。 今回の訓練にはK-10弾薬補給装甲車がK-9自走砲弾を補給する。 11月23日の訓練時は弾薬補給装甲車がなく北韓砲弾が砲陣地に落ちる渦中に将兵が手で砲弾を持って運んだ。

延坪島射撃訓練日を決めるのに気象条件を最も強調する理由について軍当局は「砲弾の海上弾着点を確認し北韓軍の動向をよく把握し有事の際の空軍戦闘機が対応をうまく行うため」 と話している。 延坪島西南側10km以上離れたところに砲を撃つのでねらった弾着地点に砲弾がまともに落ちたかを観測するには天気が良くなければならないというのが軍の説明だ。 偵察機や衛星などの監視偵察装備が延坪島の向い側の黄海道一帯の北韓海岸砲やミサイル基地の動きを捕捉し鮮明な写真を撮るためにも雲のない晴れた天気でなければならないと知られた。

軍当局が18・19日の射撃訓練を先送りしたのは延坪島の天気は良かったが延坪島に向かい合う北韓側上空に雲が多くあったためと伝えられた。 これと共に天気が良くてこそ有事の際に西海上空で待機中のKF-16戦闘機とF-15K戦闘爆撃機が北韓海岸砲基地やミサイル基地を打撃できると分かった。 クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

原文: 訳J.S