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ハンナラ 23人 "今後、強行採決はしない"

原文入力:2010-12-17午前09:11:21(1814字)
民本21・刷新会 議員ら "反すれば総選挙不出馬"
大統領府 一方的国政運営に抗議…民主一部、疑いの視線

ソン・ヨンチョル記者、イ・ジョンエ記者

←ハンナラ党初当選15人と再選以上8人など23人が参加した‘国会を正すことを誓う国会議員の集い’所属議員たちが16日午後、国会で「今後、物理力による議事進行に参加した場合は、19代総選挙に出馬しない」と明らかにしている。左からク・サンチャン、キム・ソンシク、キム・セヨン、ホン・ジョンウク、キム・ソンテ、ファン・ヨンチョル、チョン・テクン議員。パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

初当選議員を主軸とするハンナラ党議員23人は「今後、強行採決に参加しない」とし‘挙手機の役割 中断’を宣言した。今後、与党の一方的国会運営にブレーキがかかる契機となるかが注目される。
民本21と刷新会所属初当選議員15人と再選以上議員8人など23人はこの日、国会で‘ハンナラ党 国会正すことを誓う議員の集い’の名前で記者会見を行った。これら議員たちは 「行政府を牽制しなければならない立法機関の役割を果たせず予算案強行処理に参加し国会を暴力で汚したことを深く反省する」とし「今後、議員職をかけて物理力による議事進行に参加しない」と発表した。 これらは「これを守れなければ19代総選挙に出馬しないことを国民に約束する」と話した。また、これらは「今後、18代国会で強行採決はしない」として国会議長が職権上程する法案表決には参加しない意向を明確にした。

この集いにはファン・ウヨ(4選),クォン・ヨンセ、ナム・ギョンピル、イ・ハング、チョン・ビョングク(以上3選),シン・サンジン、イム・ヘギュ、チン・ヨン(以上再選),ク・サンチャン、クォン・ヨンジン、キム・ソンドン、キム・ソンシク、キム・ソンテ、キム・セヨン、キム・ジャンス、ペ・ヨンシク、ソン・ユンファン、ユン・ソクヨン、チョン・テクン、チュ・グァンドク、ヒョン・ギファン、ホン・ジョンウク、ファン・ヨンチョル(以上初当選)等が参加した。

これらの宣言には李明博政府になり続いてきた一方的国政運営に対する強い抗議の意が込められていると見られる。キム・ソンシク議員は「自省の形式を借りたが、大統領府にゴリ押しさせないという強い意志表示であり、国会暴力という悪循環の連鎖を断ち切ることができるという点で指導部引責論よりはるかに実践的」と話した。

これらが集団行動に出たのは尋常でない民心の気流を感知したためと見られる。予算案強行処理以後、庶民・福祉予算脱落と‘お兄さん予算’論難などで首都圏議員の間で‘このままでは総選挙で生き残れない’という憂慮が大きくなっている。

与党議員の集団的な‘挙手機 拒否’宣言に対し、大統領府など与党指導部は当惑すると共に不快感を表した。大統領府関係者は「予算案処理を大統領府の指示でしたというのか」とし、かっと怒った。これら23人の強行処理不参加宣言により与党は来年初めの国会処理を検討してきた韓-米自由貿易協定案批准推進に大きな困難を被るものと見られる。特に所管常任委の外交通商統一委員会委員長のナム・ギョンピル議員が参加した点も与党首脳部にとっては苦しい。

だが、これらの宣言が現実化するか否かは未知数だ。政治制度と文化が変わらなければ、これらの宣言は総選挙用‘自己救済策’水準に止まることもあるためだ。この日の集いに参加することにした議員6人は‘議員職不出馬’という条項に負担を感じ終盤に離脱した。

野党ではこれらの真正性を疑うまなざしだ。チョン・ヒョンヒ民主党スポークスマンは「反省が真心ならば強行採決予算と法案を本来の姿に戻すべきだろう」と論評した。だが、民主党の一部ではハンナラ党少壮派の決断をひとまず肯定的に評価する雰囲気もある。ある重鎮議員は「ハンナラ党内でも変化がおきただけに民主党一部議員らも17日に会い政局をどのように解いていくか議論する予定」と話した。

ソン・ヨンチョル、イ・ジョンエ記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/454216.html 訳J.S