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"金正日、戴秉国に会い IAEA査察 受け入れ検討"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/453983.html

原文入力:2010-12-16午前08:46:58(975字)
外交消息筋 明かす…クラウリー米次官補 "北 ウラニウム濃縮施設 もっとあるだろう"

クォン・テホ記者、イ・ヨンイン記者

金正日北韓国防委員長が去る9日、戴秉国中国外交担当国務委員に会った席で国際原子力機構(IAEA)査察団受け入れを検討してみるという意向を明らかにしたことが分かった。

15日、複数の外交消息筋の話を総合すれば、戴秉国国務委員は金委員長に国際原子力機構の査察を受け入れ、6者会談枠組みの中で核問題を解決していかなければならないという立場を伝達した。これに対し金委員長は‘検討してみる’という趣旨の発言をしたと外交消息筋らは明らかにした。

北韓は昨年4月のロケット発射に対し国連安全保障理事会(安保理)が非難する議長声明を出し、寧辺核施設の不能化作業に関与している米国の核専門家たちと国際原子力機構(IAEA)検証要員らを追放した経緯がある。北韓が国際原子力機構検証要員追放以後、査察団の受け入れに対し比較的前向きの意見を明らかにしたのは今回が初めてだ。しかし‘検討する’という意が実際に積極的な受け入れ意思を明らかにしたことか否かは明らかでない。外交部当局者も「明らかにしたと見るには難しい」と話した。

また、金委員長は戴秉国国務委員に北韓が核を平和的に利用できる権利があると主張したと伝えられた。これは北韓が先月訪問した米国の核専門家に公開した濃縮ウラニウム施設を国際原子力機構の査察の下で継続稼動するという意と解説される。しかしこれは濃縮ウラニウム施設の凍結を主張している韓・米・日の立場と異なるものであり、実際協議過程で折衝が必要だと予想される。

一方、フィリップ・クラウリー米国務部公報担当次官補は14日(現地時間)定例ブリーフィングで「最小限、他の1ヶ所で(ウラニウム濃縮)作業がなされていると見る」と話し、北韓が(寧辺以外に)また別のウラニウム濃縮施設を持っているという疑惑を提起した。

イ・ヨンイン記者、ワシントン/クォン・テホ特派員 yyi@hani.co.kr

原文: 訳J.S