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大統領・政務首席・長官・道知事…げんこつ議員に続々と激励電話

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/454003.html

原文入力:2010-12-16午前08:30:50(1555字)
キム・ソンフェ "イ大統領‘頑張ってくれてありがとう、ご苦労さん’と電話
" 国会暴力の肩を持つ恰好…野 "MB 強行採決 背後操縦の証拠"

ファン・ジュンボム記者

李明博大統領が去る8日、ハンナラ党の来年度予算案強行処理直後にキム・ソンフェ ハンナラ党議員に激励電話をしていた事実が知らされた。キム議員は当時、もみ合ってカン・ギジョン民主党議員に近付き顔面を攻撃した動画が公開され‘げんこつ議員’の象徴と見られており、イ大統領の電話は非常に不適切だという指摘だ。特に野党は「予算案強行処理の背後がイ大統領だったことを繰り返し示したもの」と批判した。

キム議員は15日付<ヘラルド経済>とのインタビューで 「大統領が先週 予算が処理された日の夜(インドネシア・マレーシア歴訪のための)飛行機に乗られる前に直接電話をくれ‘国会の予算処理で頑張ってくれてありがとう。ご苦労さん’と言った」と話した。キム議員は「大統領がその日にあったことをどのようにご存知だったのか分からないが、おそらく報告を受けて電話をくれたのだろう」と明らかにした。

キム議員はイ大統領に続き、イム・テヒ大統領室長、チョン・ジンソク政務首席など大統領府核心参謀とイ・ジェオ特任長官、キム・ムンス京畿道知事、アン・サンス ハンナラ党代表などからも激励電話を受けたと分かった。

波紋が大きくなり、キム議員は15日<ハンギョレ>との通話で「大統領が8年ぶりに予算案が定期国会会期内に通過して議員との疎通次元、安否次元で電話したことで、私以外にも多くの議員に激励電話をした」と収拾に出た。

大統領府高位関係者もこの日、記者室を訪ねて「イ大統領が歴訪出国直前に空港で参謀から‘キム・ソンフェ議員がケガをして病院にいる’という報告を受け電話をかけ‘大丈夫か。ひどくケガしたのか。今日はご苦労さん’と言ってすぐに切った」とし 「ケガしたからと慰労電話をしただけのことだ。負傷したと知られたチャ・ミョンジン議員にも電話したがつながらなかった」と話した。この関係者は、イ大統領がその時 キム議員とカン議員の間の暴力事態に対し知っていたかについて 「具体的に報告を受けたかどうかは分からない。特別に状況報告をすることはなかった」と話した。

だが 「会期内通過したことを幸いだと考える」というイ大統領のメッセージを8日夜9時半ぐらいに発表するほど、当時 大統領府の最大関心事は予算案処理であり、キム議員の暴行事実がこの日午後 インターネット報道等を通じて広く知られた後なので、イ大統領が関連内容の報告を受けた可能性が高い。

ソン・ハクキュ民主党代表はこの日、忠南、天安で開かれた‘予算案無効化’決議大会で 「国家元首ともあろう方が、一般人であれば拘束されて当然の暴力国会議員に‘予算処理、ご苦労さん’と言うことが許されるのか」とし 「この発言は大統領が予算案強行採決を直接指示して背後操縦したという動かせない証拠」と話した。特にキム議員は去る11日、暴力行為に対し対国民謝罪文を発表した経緯があり、イ大統領の激励電話は国会暴力の肩を持った恰好になった。これと関連してハンナラ党のある初当選議員は「大統領に激励電話を受けたと外に話をする議員もそうだが、拳で戦ったからと激励電話をする大統領も不適切なことは同じ」と話した。

ファン・ジュンボム、ソン・ヨンチョル記者 jaybee@hani.co.kr

原文: 訳J.S