原文入力:2010-12-15午前08:31:15(1590字)
進級時‘問題なし’にも大統領府 事実上 辞退誘導
後任に浦項出身 挙論 将軍級人事 大幅になる模様
クォン・ヒョクチョル記者
不動産投機疑惑を受けてきたファン・ウィドン(写真)陸軍参謀総長(大将)が14日、退役志願書を提出した。
去る6月に就任したファン・ウィドン総長が任期2年を満たせず僅か6ヶ月で退くことにより後続軍首脳部人事など大統領府が主導する軍改革が本格化するだろうという展望が出ている。
国防部関係者はこの日 「ファン総長が最近 言論に報道された財産形成過程と関連しキム・クァンジン国防長官と共に陸軍改革を先導しなければならない重大な時点に陸軍を指揮することが適切でないと個人的に判断し李明博大統領に辞任を建議し、イ大統領がこれを受け入れた」と明らかにした。
陸軍関係者は 「ファン総長の財産形成過程が社会的論難になったことに対し、その真偽有無は別にして大統領と陸軍将兵および国民に負担を与えたことに対し自ら責任を負うという次元」と辞退背景を説明した。
ファン総長は国防部スポークスマン(准将)だった2002年8月、国防部近隣のソウル、龍山区、漢江路1街にあった土地316㎡の古い2階建物を買い入れ、これを6階建物に新築した。その後8年間に公示地価基準で4倍程に地価が上がり、ファン総長が国防部の定める高度制限緩和情報をあらかじめ知って不動産投機をしたのではないかとの疑惑が先週一部言論に報道された。だが、この問題は進級審査の度に内部投書などで何度も検証を経て‘問題なし’という判断があったものなので、ファン総長の電撃的な辞退が全て‘不動産投機疑惑’のせいではないという分析が軍内外から出ている。
実際、表面的には自主的辞退形式だが、ファン総長辞退過程には大統領府の意が作用したと伝えられた。大統領府は延坪島砲撃事態以後、軍の杜撰な対応が論難になった状況で、ファン総長の不動産投機疑惑が重なるや‘軍に深刻な問題がある’という判断をしたと知られた。大統領府の尋常でない気流に気づいたファン総長とハン・ミンク合同参謀本部議長は13日夜、キム・クァンジン国防長官公館に集まり対策を相談した。この席でハン・ミンク議長も辞意を表明したが、キム長官が慰留しハン議長は退役志願書を出さなかったと知られた。
軍内部では大統領府が延坪島砲撃事態以後、強力な軍改革を公言してきており、ファン総長の辞退を契機に大統領府が軍改革に始動をかけるだろうという観測が出ている。大統領直属国防先進化推進委員会は去る6日、71ヶの国防改革課題を李明博大統領に報告し、大統領府は最大限早期に国防改革課題を選別し政策化するという方針を繰り返し強調してきた。
国防部はファン総長の辞退により陸軍総長業務をチョ・ジョンファン陸軍参謀次長が代行することとし、候補者を推薦し16日の臨時閣僚会議を経て後任陸軍参謀総長の人選を終える方針だ。後任にはキム・サンギ第3野戦軍司令官(大将)とパク・ジョンイ第1野戦軍司令官(大将),イ・チョルフィ第2作戦司令官(大将),チョン・スンジョ韓米連合軍司令部副司令官(大将)等が挙論されている。この内、イ大統領と同じ浦項同志商高出身のキム・サンギ司令官が有力という観測が強い。
一方、軍将軍人事も16日に一括的に断行される。国防部関係者は「准将進級人事から大将人事まで16日に一括実施することにした」と明らかにした。
クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/453757.html 訳J.S