原文入力:2010-12-08午前09:25:11(1500字)
米-中 緊張高潮の兆し
3国 "北 非核化など変化なしには関係改善ない"
胡錦濤 訪米時も北問題 争点 展望
クォン・テホ記者
6日(現地時間)米国、ワシントンで開かれた韓国、米国、日本の3国外交長官会談は、北韓の延坪島砲撃に対する糾弾および北韓に対し影響力の行使を中国に促す場だった。米国言論らはこの日の会談を契機に延坪島事件解決法を巡る米-中間の見解差が目立ち両国間対立が激しくなると展望した。
韓・米・日はこの日の会談で北韓の延坪島砲撃とウラニウム濃縮施設建設を糾弾し、北韓の挑発中断と国際義務遵守を強力に要求した。会談の大部分は北韓問題に割かれ、また北韓問題を扱う上でどのように中国の協力を勝ち取るべきかという問題が議論された。
キム・ソンファン外交通商部長官、ヒラリー・クリントン米国国務長官、前原誠司日本外相は3国外交長官会談後に発表した共同声明を通じ、北韓の態度変化のための中国の役割を促した。3国外交長官は6者会談再開に対しては「北韓が韓国との関係改善のために真実の努力を傾けるべきであり、合わせて完全で検証可能で復元不能な非核化に対する真の意志を見せる具体的行動を取らなければならないという点を再確認した」と明らかにした。これは中国の緊急6者会談首席代表会談提案を事実上拒否したことだ。
会談後、国務部で開かれた合同記者会見で、クリントン長官は中国に対し 「北韓に対して挑発的な行動を止めるよう明らかなメッセージを送るにあたり中国が韓・米・日3国と協力するものと期待する」と明らかにした。 クリントン長官はまた、北韓の路線変化があるまでは北韓との直接的な対話がなされてはならないと強調した。
米国は3国外交長官会談に続き、この日 マイク ミューレン米合同参謀議長を韓国へ急派し、来週中に高位級訪問団派遣方針を明らかにするなど具体的行動に出た。現在 ジェームズ・スタインバーグ国務部副長官またはカット キャンベル東アジア太平洋次官補などが訪問団代表として議論されている。これらは韓国と日本に続き中国も訪問し、北韓問題に対し議論する予定だ。来月に予定された胡錦濤中国国家主席の訪米期間にも北韓問題が主要議題として扱われるものと予想される。
<ワシントンポスト>は北韓の挑発と中国の黙認により米国が韓国および日本との関係を再確立し、東北アジアで‘反中ブロック’(Anti-China Block)が形成される可能性があると米政府当局者を引用して伝えた。しかし、この新聞は米国の圧迫にもかかわらず、中国が北韓の手綱をつかむなど態度変化を示す可能性は非常に低いと見通した。<ニューヨークタイムズ>も、この日 北韓の延坪島砲撃事件解決法について、米国と中国の間に見解差が明らかになり両国間の緊張が高まっていると報道した。国際問題研究センターのボニー グレーシャー博士は「北韓挑発を契機に引き起こされた葛藤で、今後2年またはそれ以上にわたり冷たい関係が維持されるだろう」と話した。
一方、この日 米上院財務委員長のマックス フォーカス議員など32人の上院議員が元貨切上げ要求公開書簡に署名し、中国の王岐山 副総理宛てに送り、経済分野でも米-中葛藤が激しくなる姿を見せた。
ワシントン/クォン・テホ特派員 ho@hani.co.kr
原文: 訳J.S