原文入力:2010-12-06午前08:00:40(1677字)
ブログに 文 上げ 無償給食批判
イ・ギョンミ記者
無償給食政策を "亡国的ポピュリズム" と非難したオ・セフン ソウル市長が、今度は自身のブログに上げた文で "再来年の総選挙、大統領選挙ではさらに過激なポピュリズム公約が登場するだろう" 、"ここで崩れれば大韓民国が崩れる" として無償給食を繰り返し批判した。
オ市長は4日、自身のブログに‘子供たちにご飯を一食 食べさせようと言うのになぜ反対するかだって?’という題名の文を載せ、与党の2012年総選挙および大統領選挙を念頭に置き‘無償給食阻止に自分が先頭に立つ’という態度を見せた。彼は "ソウル市が今回ブレーキをかけられないならば無償給食が既定事実化され、国の形が話にならなくなるだろう" とし "再来年の総選挙、その後の大統領選挙ではさらに過激なポピュリズム公約が登場するだろう" と書いた。そして "ここで崩れればソウル市が、大韓民国が崩れる" とし "今の現実に妥協できない" と明らかにした。
しかしオ市長のこういう歩みについて‘大統領選挙を意識し自身を浮上させようとする意図が裏にある’という指摘が相次いだ。オ市長再任時の2007年、ソウル市政策専官観を務めたソン・デイン、キム・グァンス経済研究所副所長は4日、自身のブログに "オ市長が(無償給食を)‘亡国的福祉ポピュリズム’と言ったのは義務給食に対する支持が高まるや、自身の‘3無学校事業’で薄める一方(市の財政分配を)理念的攻防に追い立てようとするものと見られる" とし "優先順位に対する考えが違うということまでは良いが、理念攻防に追い立てるのは本当に幼稚な手法に違いない" と批判した。ソン副所長は去る3日、自身のツイッターに "MBの次候補指名を受け党内大統領候補の位置づけ強化し、キム・ムンス(京畿道知事)との競争のため" と皮肉った。
オ市長はまた、ブログで "学校にくる子供たちのお昼だけを解決すれば、休日や休みの時の低所得層の子供たちの食事は誰が責任を負いますか?…すべてのことをやめて子供たちのお昼さえ解決すれば教育福祉が解決されますか?" とし "無償給食は結局、税金給食であり、金持ち給食であり、普遍的福祉でない無差別的福祉" という主張を繰り返した。彼は "まだソウル市の多くの学校は無償給食をするに値する物的、人的組織が備わっていない" として "学校施設が相対的に遅れており苦痛を味わっている学校の父母たちは無償給食のために施設改善が遅れることに強く憤慨している" と書いた。
オ市長のこういう見解も政府やソウル市の給食関連政策と矛盾するという指摘が出ている。ソウル市は昨年から学校給食施設改善を掲げ、一ヶ月に一度使うオーブンを設置するよう学校当たり3000万ウォン程ずつを支援している。ペ・オクビョン‘親環境無償給食草の根国民連帯’常任委員長は 「ソウル市の学校の99.8%が給食施設を整えており、給食施設現代化事業にあまりにも多くの金を使っている」と指摘した。
無償給食を行えば、低所得層学生の夏冬休みや休日の給食をまともにできないという主張も、今年の夏冬休み・休日の間の低所得層給食支援費を270億ウォン削減した現政権に向けられなければならなかったという指摘が出ている。ペ常任委員長は「夏・冬休み・休日の低所得層給食支援対象者が平日給食よりむしろ少ないという現実が、まさに無償給食を施行しなければならない所以」と反論した。
野5党と市民団体らは来る6日午後1時30分、ソウル徳寿宮大漢門前で、親環境無償給食支援条例公布と来年関連予算編成を要求する集会を開く予定だ。 イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr
原文: 訳J.S