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現代車、正規職労組・民主労総幹部も告訴

原文入力:2010-12-02午後08:14:07(1445字)
飲食物 伝達・籠城場 訪問を口実に…

シン・ドンミョン記者

←民主党・民主労働党・創造韓国党・進歩新党・国民参加党など野5党と宗教・市民・社会団体代表者らが2日午前、ソウル、汝矣島の国民日報ビルで開かれた‘現代車非正規職正規職転換と4大河川土木作業阻止のための非常対策会議’に参加し、非正規職問題の解決を促すスローガンを叫んでいる。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

正規職転換を要求する蔚山工場社内下請け非正規職労組のストライキと関連して、現代自動車が非正規職労働者67人を大量に告訴したのに続き、今回は非正規職労組に飲食物などを渡そうとしていた現代車正規職労組幹部まで告訴した事実が明らかになった。現代車側は最近、休業措置の可能性まで会社内外に公言し正規職労組の反発も順次大きくなっている。

蔚山東部警察署は現代車が告訴した全国金属労働組合現代自動車支部イ・ギョンフン支部長など3人に2日に警察に出てこいと要求書を送ったが、イ支部長らは応じなかったと明らかにした。

現代車はイ支部長らが先月15日から蔚山1工場で占拠籠城中の非正規職労組員500人余りに食物と寝袋などを送ろうとしたが、これを阻む会社用役警備員らと衝突し、2工場門警備室などを壊した疑惑(業務妨害など)があるとし、先月30日に告訴した。

金属労組現代車支部は2日 「人道的次元の物品支援まで阻む会社側警備員らに対抗した一部労組幹部の行動まで会社側が告訴を乱発し事態を悪化させている」として「今回の事態が解決されるまでは警察の出頭要求に応じないだろう」と明らかにした。

また、現代車はキム・ジンスク全国民主労働組合総連盟釜山本部指導委員など3人も非正規職労組員らが籠城中の蔚山1工場を訪問し講演したという理由で同じ嫌疑で告訴した。現代車側は「かつて双龍自動車事態などに関与した外部勢力が今回の事態をより一層広げている」との告訴理由を挙げた。これに対し、キム指導委員は「現代車非正規職労組の招請で籠城場に入り、1時間ほど講演しただけ」とし「民主労総指導委員が民主労総組合員らを教育したことまで外部勢力介入ということが話になるか」と問い詰めた。

現代車はこれまでイ・サンス現代車蔚山工場非正規職支会長など非正規職労組員67人を告訴し、94人を相手に現代車ストライキに関連して史上最高額の130億ウォンの損害賠償請求訴訟を起こした。カン・ホドン現代車副社長は最近社内放送を通じて「蔚山1工場の休業も考慮しなければならない状況に達した」とし、強硬ムードを守っている。休業措置が下される場合、退去命令を出すことができ、それに応じない場合は警察力動員を要請する口実になりうる。警察も去る1日、イ・サンス非正規職支会長など6人の逮捕令状の発給を受け、検挙専門担当班を設けた状態だ。

これに対して金属労組は最近、中央争議対策委員会で現代車非正規職労組籠城場を警察が強制鎮圧する場合、全面ストライキに出ることにした。また、3日にはすべての事業場で2次残業拒否を行い、8日には労組幹部ストライキを行う方針だ。

蔚山/シン・ドンミョン記者 tms13@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/451854.html 訳J.S