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軍情報当局、北 通信傍受 西海5島 攻撃計画 8月に知りながら誤判

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/451698.html

原文入力:2010-12-02午前08:06:24(1505字)
NLL南側海上砲撃程度と予想…対応措置取らず
国家情報院長 国会報告… "戴秉国 6者会談 提案せず"

シン・スングン記者、コ・ナム記者

我が国情報機関が去る8月、北側の通信傍受を通じて西海5島に対する北韓軍の攻撃計画を事前確認していたが、NLL(北方境界線)南側海上に対する砲撃程度と予想し、安易に対処していた事実が確認された。これに伴い、李明博政府と軍の総体的安保無能に対する批判がより一層強まるものと見られる。 ウォン・セフン国家情報院長は1日、国会情報委員会に出席し 「去る8月、北側の通信傍受を通じ西海5島に対する大規模攻撃計画を確認しなかったか」 という議員らの質問に、「そのような分析をした」と答えたとチェ・ジェソン民主党幹事とイ・ボムグァン ハンナラ党議員が明らかにした。ある情報委員は「当時把握した傍受内容は‘海岸砲部隊は射撃準備をせよ’という内容であると理解している」と話した。

ウォン院長は北韓の攻撃計画を確認した後、軍当局が特別な対応措置を取らなかったことと関連して「北韓が常時的に威嚇的言及をしているので民間人地域まで砲撃することは予想できなかった」とし「軍情報当局は北韓がNLLに南側海上を攻撃するのではないかと判断した」と話した。軍当局者も「北韓の挑発に備えたが、同様な北韓の威嚇が以前にも何度もあったので1953年の休戦以後、初めて北韓が延坪島内に大規模砲攻撃をするとは予想できなかった」と話した。

しかし、これは去る3月26日、天安艦沈没事件の後にも軍と政府が非常な覚悟で北の挑発に対処すると言った対国民約束と異なり、安易に対応していたことを意味する。特に通信傍受を通じて北韓の攻撃計画に対する具体的な情報を確保したにも拘らず軍や政府当局が何の対応策も用意しなかったことが明らかになり、今後 責任糾明が必要なものと見られる。

また、ウォン・セフン院長は情報委で「北韓が今回の(攻撃)には有線で作戦を遂行し、(我が情報当局が)分からなかった。23日延坪島攻撃当日状況も有線で通信がなされ、北韓軍の人命被害などを測定できなかった」と話したとイ・ボムグァン議員は伝えた。

国家情報院は続けて「わが軍が北韓に向け対応射撃した砲弾80発の内、ケモリ基地に30発、ムドに15発など計45発の弾着点を確認した」と明らかにしたが、北韓軍の具体的な被害規模に対しては判断を留保した。

国家情報院は去る27日に韓国を訪問した戴秉国中国外交担当国務委員がイ大統領との出会いで 「南北関係が円満に解決されるように願うという立場を明らかにしただけで、6者会談再開は提案しなかった」と明らかにした。

ウォン国家情報院長はまた、米国の内部告発専門サイトである‘ウィキリークス’で言及された北韓高位要人の亡命説に対しては「確認できない」と話した。
この日、情報委でハンナラ党のある議員はイ大統領の‘戦争拡大自制’言及有無と関連して「外交安保公式ラインでない4星将軍出身の大統領府勤務者(キム・インジョン大統領府警護処長)が国防秘書官に大統領の戦争拡大自制発言を伝え、国防秘書官がキム・ヒジョン大統領府報道官に伝えたのではないか」という疑惑を提起した。 シン・スングン、コ・ナム記者 skshin@hani.co.kr

原文: 訳J.S